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事故が起きた時にするべきこと

東浦です。交通事故がいざ発生。その時に何をするべきか、という話題です。うちの乗務員さん達にも日頃から伝えていますが、まずは何をするよりも先に関係先への通報! これ以外の選択肢はありません。110番、119番を直ちに行うことが何よりも重要です。(119番はいうまでもありませんが必要な場合のみです。110番はどのような軽微な事故でも必ず行います)

警察への通報に際して重要であるのは「110通報」を行うことです。うちでも絶対に禁止にしているのは「最寄りの交番への直接通報」。これはどのようなシチュエーションであっても厳禁です。特に東京23区内に言えることですが警察の管轄は非常に複雑かつ一般的に考えるよりもエリアが狭いことが多いです。最寄りの交番に駆け込んだら発生地と異なる警察署の管轄であった、などのケースは非常に発生しやすく、完全なる時間の無駄で終わります。踊るなんちゃらのドラマは分かりやすく表現していますが、警察は管轄外の事件は一切対応してくれません。同じ警察なのに、同じ警視庁の中なのに、は通じません。一つ、実例を。

ある交差点で赤信号を待っていた車両が、信号が変わったものと誤認して停止線を越えて進行、直後に信号が変わっていないことに気がつき停車。その際、当該車両に釣られて進行を開始してしまった後続車が、停車した前方車両に対応することができずに追突してしまった。

これは実際に私が対応した交通事故なのですが、管轄で揉めたケースです。このケースの場合、管轄の境界が停止線の先、歩道の縁にあり衝突現場がその歩道縁石を越えていたのかどうかがその場ではどうにもはっきりしなかったのです。結論、この件は110通報に応じて臨場した警察が現場を確認し、結果として管轄外であるとして撤収、次に本来の管轄警察が臨場するという無駄な展開となりました。これは確かに現場が非常に微妙な場所であったのでやむを得ないのですが、正しく110をしていてもこのようなことが起こりうるのが警察の管轄ですから、適切に110通報をしなかった場合、どのような面倒なことになるのかが実によく分かると思います。

結論:交通事故時の警察通報は「その場を動かず110!!」

今回は以上です。次回はさらに交通事故発生、その時何をすべきかについて掘り下げていこうと思います。

行政書士 東浦

東浦事務所への交通事故相談についてはこちらから事務所ウェブサイトをご参照ください。


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