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命の矜持 (140文字小説)

 まずっ!食えるか、こんなもん!

 隣の席の男が吠えている。

 味は普通だけど。

 贅沢だな、と私は思った。

 七日後、世界は戦争になり生活が一変した。

 瓦礫を背にして、見たことある男が佇んでいた。

「水を分けてくれ…」

「泥水でよければ」

 拒否した男がどうなったか、その後私は知らない。

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