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人に認められなくても熱中できることが最強という話

誰にも見られないし、なんの社会貢献にもならないかもしれないし、今後役に立つかどうかも分からない。
だけどずっとそのことしか考えられなくて、いつまでもやっていたいこと。
そういうのを持ってる人って、この時代最強だと思うんですよね。
AIに無駄な仕事はどんどん変わってもらえる時代で、自分の「好き」を追求できる環境に、僕たちはいる。
無我夢中で没頭できることを見つけるってのが、人生を最高に楽しみ尽くすコツだと思うんです。


価値は後からついてくる

子どもの頃、親に怒られてもゲーム機を手放さず、大人になってeスポーツというものを知ってプロゲーマーとなり、数億円もの賞金を手にしている人がいる。
本が大好きで毎日本を読み、知識を積み重ねて学者や書評家、作家になっている人もいる。

よく聞くフレーズではありますが、「努力は好きに勝てない」という言葉。これこそ真理だなって思うんです。
メリットを追い求めて苦痛を感じながらもなんとかスキルを身に着けることはできるし、そうやって上達した人は確かに強い。けどやはり、好きという感情で猪突猛進して、世間的に辛いと言われる作業ですら楽しんでしまう人には敵わない。

当初ただの遊び、役に立たないものと決めつけられていたものを極めた結果、そこに価値が生まれるという事態が最近よく起きています。
10年前、誰がYoutuberなんて「職」が小学生の将来なりたい職業ランキング上位に挙がってくると予想できたでしょうか。
クラウドファンディングというツールを使って、旅をしながら人生を謳歌するなんてことがあり得たでしょうか。

人の本気は価値になる。
やりたくもないことに現を抜かし、自分に嘘をつきながら時間を浪費することがどれほどもったいないか、考えてしまいますね。


好きを見つけよう。
そのために本気になろう

僕は4年ほど前、小説を「頑張って」書いていたのですが、社会人になってから全然筆が進まなくなってしまいました。そんな様子を見ていた新卒で入った会社の社長は僕に向けて「ほんとはお前小説なんて書きたくないんだよ」と言いました。
当時の僕はずっと小説家になりたいと思って作品を作っていたので反発しましたが、今思えばその通りだったんだろうなって思います。
小説自体、もちろん嫌いではなかったけど、ずっと好きでいられるかと言われるとどうしても頷けなかった。頑張らないと書けない時点で、それはやはりその程度だったということなんですよね。やる気を出さなきゃ出来ない時点で、自分が本当にやりたいこととは違う。
じゃあ何が一番やりたいことなのかをそれから考えて、数年かけて動画制作やヒッチハイクやブログなどなど、いろいろ試してみました。結果、どこまでも追求したいと思えたのが、マンガでした。
マンガはきっと描くなと言われても描くし、今下手でも成長が楽しいから楽しんで勉強できる。ずっと見つけたかった「本気の好き」を見つけたと思うんです。極めることを楽しめることを。

何者かになりたい、人生を謳歌したいと考える人がいれば、長い時間をかけてでも「好き」を見つけることをオススメしたい。
「好きなことなんて何もないんだよね~」と公言するつまんない人は別だけど、熱中する何かを渇望する人は、ぜひいろんなことに挑戦してほしい。
ずっと追い求められることを見つけるって、本当に楽しいから。

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