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不動産=負動産の時代になったね。(更新)

2022年統計から遺産相続放棄が増えている。
以前の記事を読めばその原因となる内容を書いています。
値段がついているうちに売却をお勧めします。

相続放棄、過去最多26万件 空き家増え、対策課題 4/9(火) 6:53配信

 不動産や借金などプラス、マイナスどちらの遺産も受け継がない「相続放棄」が年々増え、2022年は全国の家庭裁判所で過去最多の26万497件が受理されたことが9日、司法統計で分かった。人口減少や過疎化が進む中、専門家は空き家となった実家を手放したり、縁遠い親族の財産を受け取らなかったりする例が目立つと指摘。放置された家屋や土地への対策が課題で、行政が適切に管理できるよう制度設計を求める声もある。
【土地放棄制度の流れ】所有者不明対策の新制度
 民法は、人(被相続人)が死亡した場合、配偶者や子らが一切の遺産を相続すると定めており、マイナスの遺産も相続しなければならない。
これを避けるため、相続放棄を家裁に申し立てることができる。
全国の家裁で受理件数が増加。
司法統計で19年は22万5416件、20年が23万4732件、21年が25万1994件だった。  

相続に関する手続きを多く扱う弁護士法人「心」(本部・名古屋市)によると、親が亡くなり、子どもが地元を離れている場合、維持費や固定資産税の負担を嫌って実家の相続を放棄することが多い。孤独死した人と疎遠な親族が遺産を放棄する例もある。

以前記事・・・・「不動産=負動産の時代になったね。」
昭和世代の私の時代は、持ち家はステータスであった。
その昔都市部に近い田舎でも人口が増え始め、新たな住宅需要が高まり、土地の需要が増加し、農地や住宅地として整備された。
仕事の増加で都市部への人口流入や経済成長に伴い、ベットタウン住宅地の拡大や都市計画が進められました。
田舎に車が走り出し、商店が増え活性化していく街には人が多くなり、さらに便利な交通インフラも整えられ、田舎が街に都市が大都市に成長していく過程を見てきた。
そしてたった50年で田舎都市問わず、あっちこっちの投げっぱなしの廃屋や行政管理の放置建物など様々な問題を今後さらに負の財産を拡大していくのだと現実から学んでいます。

すべての問題のキーワードは「人口減少」

あらゆる人口関連情報で2050年には9700万人と日本の人口は半減していくとデータは語っている。
そこから労働者の減少、産業衰退、都市部一極集中スマートシティ構想で全国小規模市町村が減少し消滅していく流れに。
人口を簡単に増やす方法などないが、政府は移民受け入れなど日本人が減少していく流れを作っている。

その昔日本の高度成長時代の1960年代から1970年代にかけて政府の開発政策や新たな産業の進出によって急速な発展を遂げました。

このような時代背景から、将来の住宅需要に対応するために土地を購入する動きが活発化したと言われています。
特に農村地帯や新たな開拓地では、住宅や農地の取得を目指す人々が増え、土地の価格が上昇する傾向が見られました。
将来の住環境や生活の安定を求めて、多くの人々が土地を購入しようとしたことが、このブームの背景にあります。

しかし、その後現代社会では人口減少、終身雇用の破壊など将来への不透明な時代に突入しています。
その当時の方は今は80~90歳の親世代となり、60~70歳の子供世代と40~50歳の孫世代の間に横たわる価値観のギャップも、「負動産」の相続問題が生じる要因になっています。

不動産価格は必ず上がるとされた「土地神話時代」に生きた親世代は「家は価値があるものだ、きっと子供も継ぎたいはず」と期待があった。

土地をもっていれば必ず値上がりする。
一方、子供世代は 孫世代は「有効に使えてこそ資産」との考え方がある。借り手も活用方法もなければ価値はなく、孫世代は「実家の相続は不要」と考える人が圧倒的に多いという。

今シニア世代がやるべきことは、子供にしっかりと「要・不要」を確認することだ。
「不要」との回答で、別の活用方法も考えられない場合、地元の不動産業者などに相談し、あくまで需要と供給に応じた実勢(買い取り)価格を示してもらうことです。

相続税評価額や不動産鑑定評価額は実勢価格と異なり、いくらかの評価額が出ていても実際は買い手が付かないことも珍しくないということ。

買い手が付いたとして生前に売却すれば、子供が相続税や固定資産税を負担せずに済むのです。
ただ、現居住なら新たな自分の住まいを用意することになり、事前に慎重な検討も必要ですね。

土地を含め買い手が付かなかった場合、政府が2023年4月に創設した「相続土地国庫帰属制度」を活用することになります。

審査の上で負担金を納めれば土地を国庫に譲ることができる制度です。
でも、建物がある土地は対象外のため、撤去費用の負担を強いられるので注意が必要です。

最後に・・・・・・
物事にはバランスが重要であり、適切な判断と行動が成功への鍵であると言えます。
重要なのは、自分自身や周囲の人々との関係を大切にし、善意と思いやりを持って生きることです。

また、過去の経験や失敗から学び、成長することも大切です。
そして、自己の幸福や達成感を求める一方で、他者や社会に貢献することも忘れてはなりません。

人生は一期一会であり、与えられた時間を有意義に過ごし、自己実現と共に他者への尊敬や愛情を示すことが、真の幸福を見つける道であると言えるでしょう。

家や土地は単なる物です、先祖代々守るべき物など一つもないのです。

参考情報先(一部そのまま引用)