最近、心をくすぐる「春めく」という言葉に出会いました。

noteをしていなかったら
知らなかった言葉です。

でも、私が知らないだけで
世の中には魅力的な言葉がたくさんあって。

ここにいるよ
気づいてほしいって
出会いのチャンスを待っているのかもしれません。

なかには時代の流れのなかで
忘れ去られた言葉もあるでしょう。

でも「春めく」は
長い長い年月を経て
生き続けてきた言葉です。

どれほどの物語を紡いで
どんな想いを伝えてきたのでしょうか。

「春めく」は、「きらめく」や「ときめく」と音が似ています。

私はキラキラしたものや
ときめかせてくれるものが好きです。

だから「春めく」も
好きになりそうです。

季節は巡っていくけれど
心と体がアンバランスな私は
いつも一歩遅れているような気がします。

そんな私でも
春が近づいてくると心が躍ります。

冬の眠りから目覚めたように
色とりどりの花々が街に彩りをそえます。

それは私に一歩ずつ歩いていくことと
ときには立ち止まって見渡すことの
勇気を与えてくれます。

春色のワンピースに着替えて
お出かけしたくなります。

外に出ると、春が私を待っていてくれた
みたいにタンポポが咲いていて。

黄色の中に少しだけ混ざった
白い綿毛をそっと吹き飛ばすと

それは小さなパラシュートのように
ふわふわと空に舞い上がります。

そうしたら春の風が
ふわふわを連れて

優しく通り抜けていって。

私の髪やスカートを
そっとなびかせていきます。

風が過ぎ去ったあと
何かを感じて空を見上げると

そこには桜の花びらが舞っていて。

その瞬間

私の心も
春めくの。

山根あきらさんの企画に参加させていただきました。
いつも企画をありがとうございます。

最後までお読みいただきありがとうございます。
みなさんの毎日が素晴らしいものでありますように。

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