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じいちゃんの教えと「水」の大切さ

農業に関わらず、人間生きていくためには「水」が必要ですね。

農家をやっていると「水」の大切さに気付かされます。
植物は水をやらないと枯れてしまうし、水をやりすぎても根が腐って枯れてしまいます。
何事もバランスの問題ではありますが、「水」が人にも植物にも大切な存在であることは事実です。


先日、愛知県豊田市の明治用水の漏水によって、大規模な工業、農業関係に大きな影響がでました。

この地域でも2年前の梅雨の大雨による球磨川の氾濫など、自然災害による大規模な被害が起きたりします。

「水」に恵まれた日本においても、
「水によって生かされ、水によって失われることもある」
毎年この大切な事実に、ふと気を張る時期が訪れます。


梅雨入り前


私たちは、この梅雨入り前になると必ず思い出す言葉があります。

それは、うちのじいちゃんがよく言っていた言葉です。

「排水をちゃんとしとかんばいけんばい」

(排水処理をしっかりしておくこと)
「農業は水が大事やけん。特に排水はしっかいしとかんばいけんぞ。排水は大事」と。

梅雨に入ってしまうと、長雨によって圃場の状態が崩れてしまうことがあります。

なのでハウス周りや苗床の周りなどの、圃場の排水を整地しないといけません。

さあ、溝をしっかり掘っていくよ
どうでしょう。綺麗になったでしょう。これで多少の雨が降っても大丈夫。
機械が入れないところや微調整は、人類の大発明「くわ」で力仕事。

梅雨入り前準備の一つですが、農家にとって大事なお仕事です。
ただめっちゃ疲れます😅

ダムの様に水を供給する役割、排水処理の様に溜まった水を吐き出す役割。
どちらも大切な「水」に関する事柄。

来週には九州も梅雨入りしそうですね。
暑い真夏前の大切な水の補給に感謝しつつも、災害級の大雨に気をつけて、これからも苺の栽培に力を入れていきましょう。

またね。

*農家の何気ない日記を読んでいただきありがとうございます。



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