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「Romeo and Juliet」を読んだ中二女子の感想

ロミオとジュリエット・・・こんな話だったんですね。

ただ両親に反対されて心中する、ってそういうのかと思っていました。

ロミオの家とジュリエットの家が戦ったり。

戦うってもっとこう、貴族的な戦い方かと思っていたんですけどね・・・。

短い中で色々詰め込まれていました。

ロミオとジュリエット。シェイクスピアの作品ということで尻込みしていましたが、98ページが17章に分けられていて読みやすかったです。

同じく講談社英語文庫で、同じレベルのところに「マクベス」があるので読んでみようかと思いました。

「ロミオとジュリエット」も有名ですが、やっぱりシェイクスピアといえば「マクベス」かなと思うので。


ジュリエット・・・意外と強かですよね。

ロミオは勘違いして死んじゃいますが結婚しないで済むように頑張っていますし、ただの美人ではないなって思います。

それとも死んで一緒になるっていうのじゃなくて生きて一緒になりたい。というある種の強さですかね。

日本とイギリスの文化の違いでしょうか。

曾根崎心中とは違いますね。

そしてジュリエットのお父さんとかジュリエットの侍女みたいな感じで出てきた、Nurseっていう人とか、ロミオとジュリエットのことを結構応援してくれていたんじゃないかなと思いました。

ジュリエットに深く眠って死んだように見える薬を渡したのって確かジュリエットのお父さんでしたし。

まぁ英語で読んだのであまり細かくは理解できていないのですが。

特に人名がややこしくて、その場その場の雰囲気で読んでいたんですよ。

でもそうやって応援されていたのに死んでしまうロミオとジュリエット・・・。

まずロミオが生きていたらハッピーエンドで終わっていたんですよ。

「人生は近くから見れば悲劇だが、遠くから見れば喜劇だ」というチャップリンの言葉が思い浮かびました。

喜劇ではないけれど、純粋に悲劇でもないんじゃないかな。そう思います。

って、シェイクスピアファンの方々に聞かれたら怒られてしまうかもしれませんが。

ロミオがジュリエットを褒めたたえているところを読むのが特に楽しかったです。

ロミオとジュリエットが確実に愛し合っているので、見ていてなんだか安心するんですよね。

嫌われたらどうしよう・・・みたいな不安定な恋愛ではなかったからだと思います。

と、いろいろ書いてきましたがこれを元にロミオとジュリエット的な作品ができたわけですからシェイクスピア、凄いです。



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