見出し画像

インタビューをフリーマガジンにする②(何のために作るのか)

前回①の続きです。

かさこさんの『セルフマガジンの作り方講座』を見て、自分が特に重要だと思ったのは以下の3点。

①何のために作るのかをはっきりさせる→これがブレちゃだめ!
②ターゲットを考える
③予算によって、どこまで自分でやるかを考える

ふんわり、「せっかくインタビュー記事が増えたから紙にしたいな」という思いつきから始まったけれど、ここを深く考えようと思いました。

①何のために作るのか

そもそもなぜインタビューをしていたのかというと、単純に好きな人の話を聞くのがおもしろくて、更に、その人の素晴らしさを自分の文章で伝えられるなんて、こんなに楽しいことはない、という思いからでした。

以前ライブハウスを借りて音楽イベントをやっていたときと、思っていることの構造は同じなんじゃないかと思いました。自分が好きな音楽を人に伝えたいということと。

では、すでにネットで読めるものを、なぜわざわざ紙にするのか?ネットで読んでもらえばいいじゃん!とも思うのですが...

これは、自分が紙の本や、こだわって作られたセルフマガジンが好きだからですね。

手の中で、知りたい情報(とりあえず自分にとって、ですが。)が全てまとまっていることって、いいなと思うんですよね。ネット上では「また読みたい記事」もたくさんブックマークしていたりするんですが、実際に読み返すかと言ったら、かなり頻度が低いんですよね。忘れてしまっているものが大半です。そして、もう見ないからいっか、とフォルダごと削除してしまうことがよくあります。

私のインタビュー集、欲しいと思って下さる方がいたら、その方には読み終えても思い出してもらえる頻度が、ネット上よりは高いんじゃないかなあと思うんですよね。

そして欲しいと思って下さる方は、登場する方それぞれのファンの方やお客様だったりすると思うのですが、そういう方に、全く知らない他の人の記事を読んでもらえる可能性もすごく高いと思います。

「ナカヤマが紹介したい人」以外に何の脈絡もなく、職業も住んでいる場所も違いますし。ここはもうちょっと軸があったほうがいいよなあとは思うのですが。世の中の本や雑誌はちゃんと区分けされているわけですし。

・旅行・芸術・音楽・料理・ファッションとか

フリーマガジンでも
・インディーズ音楽・地元のおすすめカフェ・山梨の面白い人...みたいな感じのものをよく見ます。

今回は、お店をやっている人や職人さん的な人が多かったですが、これからも、そんな人はもちろん、会社員とか主婦とかいろんな人にお話しを聞いてみたいなあと思っているのですが、「私がいいなと思う」の向こうには、軸はあると思うのですよね。それが作りながら、軸が浮かび上がってくると思うので、考えながら作ります。

あとは、殆どネットを使わない人や、使わないわけじゃないけどnoteって何?とかSNSはやっていないという人は、私の周りにけっこういるんですよね。そういう人にも読んでもらいたいなあというのがあります。

そして、これからもインタビューを続けていくにあたり、インタビューをお願いしたい人に、過去にこんなことをしていますとマガジンを手渡せば一目瞭然だし、信用度も上がるんじゃないかなあというのがあります。これは『かさこ塾』で言っていたセルフマガジンの利点ですね。

これまでインタビューをさせていただいた方は、殆どが元々の知り合いなんですよね。そして自分の人となりを知ってもらっていても、いざ「インタビューが趣味なんでインタビューをさせてください!」と言うと「え?どういうこと?」ってなります。笑

ああ、マガジンがあったらわかりやすいな!と思います。

ここまで書いていて、すでに

②ターゲットを考える

にも通じていますね。

次回は作り方と予算のことについて書こうと思います。

続く...

いろいろな方にインタビューをして、それをフリーマガジンにまとめて自費で発行しています。サポートをいただけたら、次回の取材とマガジン作成の費用に使わせていただきます。