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インタビューをフリーマガジンにする③(予算と、やりたいことをすぐ形にできる方法)

前回②の続きです。一連の話をこちらにもまとめています。

フリーマガジンを作るにあったって、かさこさんの動画を見ながら自分が重要だと思ったポイントの三番目について考えます。

③予算によって、どこまで自分でやるかを考える

「フリー」マガジンと最初から言っていますが、そもそも作るのにはお金がかかるけれど、そのお金についてはどう考えるのか、ここもちゃんと整理しておこうと思いました。

今『ZINE』(ジン)というものが流行っているんですね。

ZINEというのは、私がやりたいと思っていることと同じで、自分が好きな記事や写真をまとめて自分だけのマガジンをつくろうと思っている人が作る冊子の総称みたいな感じです。(マガ「ジン」の部分をとっているそう。同人誌の写真・文章版みたいなものですね。)

まあ別にインタビュー集じゃなくても、私のnoteや以前やっていたブログの記事をまとめた、たとえば「私の旅行記」みたいなものを冊子にすることもできるわけです。(私が書くものにそんな価値は無いと思いますが、インタビューには違う価値があるのでやろうと思いました。)

まあ、現在はいろんなツールがあるので、自分が突然雑誌の編集長にもなれるわけです!

その雑誌を「売る」となると、考えることが100倍くらい難しくなりますが、無料なら簡単です。

坂口恭平さんや坂爪圭吾さんがよく言っていますが、自分が「やりたい」と思ったことは、無料だったら即実現できるのです。

カフェをやりたいと思ったら、実行するまでにめちゃくちゃ時間がかかるけど、「自分の家で無料で手料理をふるまいたいから自由に来て!」だったら今からできるわけです。

鶴見済さんらが国立でやっている0円ショップもそうですね。出すものに値段をつけた瞬間に、そこでマーケットを開く許可が必要になるけれど、0円なら何もいらないと。

まあ、そういうことです。

インタビューは元々無料で公開していますし、売るということはまったく考えていませんでしたが、お金の話をするにあたり、いちおう無料のメリットというものを押さえてみました。

「お金をとらなければ何でも今すぐできる!」と言っても、実際経費はかかるので、それをどう考えるのか?

私が最初、制作費と欲しいという人に送る送料も含めて、5~6万円くらいの範囲でできることをやろうかな、と考えていました。

これは自分の趣味の範疇であり、作成することで自分にとっての学びもあった上で、やってもいいかなあと思える金額です。これを越えるとちょっと苦しい気持ちが出てきてしまいそうだなと思いました。

まあ、まず、セルフマガジンを作るのにいったいいくらかかるのか、目安が知りたいですよね。

そこで、かさこさんの講義の中で出てきた『プリントパック』のサイトを見てみました。

クリックして思い出したのですが、2年前にこのサイトを使ってイベントのチラシを作ったことがあったのでした。何をするにも非常にわかりやすいサイトです。

とりあえず今だいたい考えているのは
・A4
・44ページくらい
・できればカラーがいいなあ...
・紙の種類が全然わからないけど、ペラペラな紙は嫌かなあ...

という条件で検索してみました。

これはチラシも同じですが、印刷物って部数が多ければ多いほど割安になるんですよね。(工業製品とかもそうですが。)なので、

200部作成=100部作成する倍の値段・・・ということにはならないのです。(当たり前ですが。)

そして私は紙の種類がよく分からないので、中間のランク(厚さは一番下)のものを選択して、別に締切がないので発送日は最長で選択。

すると、

・A4サイズ×マットコート紙(少し薄め)×モノクロ×44ページ
100部=36,200円
200部=41,800円(↑+5,600円)
300部=47,400円(↑+5,600円)
400部=53,300円(↑+5,900円)
500部=59,200円(↑+5,900円)

・上記の条件をフルカラーにすると
100部=56,990円
200部=62,140円(↑+5,150円)
300部=67,290円
(↑+5,150円)
400部=71,990円(↑+4,700円)
500部=76,690円(↑+4,700円)

うーん。フルカラーにすると、一気に予算オーバーです!(増刷する分には、600部以降も約5,000円単位くらいで増えていくんだなというのが分かります。)

さてここで、ちょっとマガジン作成の手順に戻ります。

今私はマガジンとなる原稿の90%は完成しているわけですが、これらをさらに編集したり、実際にレイアウトしたりという作業も発生してくるわけです。

かさこさんも動画の中で、予算があればデザイナーに全てお願いしてハイクオリティのものをつくるもよし、予算がなければ自分でやるもよしと言っていました。

とりあえず、予算(送料まで含めて)5~6万円と言っている時点でデザイナーにお願いする余地が全くありません。そして、フルカラーにした時点で100部でも予算オーバーということが分かりました!

続く...

いろいろな方にインタビューをして、それをフリーマガジンにまとめて自費で発行しています。サポートをいただけたら、次回の取材とマガジン作成の費用に使わせていただきます。