悩むことで私は、多くの人たちの気を引こうとしていたし、多くの人たちに承認されようとしてきた。

2023年は、悩むことと隣り合わせだった。
活動の幅が違う中学校から、似たような趣味や興味を持って活動をする人たちが周りに多くなった高専に入り、人と比べることに敏感になって、人との比較をしては悩んだり、自分の存在価値を気にしたりしていた。
悩みが尽きることはなかった。

でも、夏休みに入ってから、悩みを自分のコンテンツにしていると気づいた。
悩みを逐一誰かに相談したり、投稿したり、表現することは、誰かの優しさに漬け込もうとしているということに気づいて、ショックを受けた。
そしてそのショックを、また投稿している自分がいた。

そんな悩みをたくさんの方々に聞いてもらいながら、インド研修に行ったとき、心から変わりたいと思った。
私は悩みで誰かと繋がりたいわけじゃないし、暗いことをみんなと共有するのではなくて、みんなと、楽しい時間を共有したいと思ったから。
それに、大抵、私の悩みというのは、自分の中に全て答えがあって、だから誰かに相談しても何か刺さるものがあったかと言われるとそうではなく。わかってると思いながら、それでも前に進めない自分に喝を入れてくれるとき、私はハッとしていたのだと思う。
自分の中で、悩みを誰かに話すということは、気づきが欲しいとか、自分の中にある答えを見つける支えをして欲しいとか、そうではなくて、承認や存在を発信するということだった。

でも、そんなの嫌だと思った。
悩みを聞いてくれる優しさに、自分の欲を使いたくない。

これを深く思ってから、私の毎日は少しづつ変化していった。
悩むことがあっても、人に見せる前に、行動してみるようになった。
その行動が、うまくいくことも、うまくいかないこともあったけれど、それでも、行動してよかったなと思う。
悩んで、仮説を持って行動するようになってから、毎日が楽しくなったし、無駄な時間を使わなくなった。

結局、今までも悩んで落ち込んでいたら、突然この時間無駄だなと思う自分が出てきて、どうでも良くなる。
そのサイクルの中に、行動が入ることによって、悩む時間が、思考する時間になった。

今は、毎日がハッピーだ。
変わることができたから。

人間、変わりたいと思えばいくらでも変われるし、変われないのであれば今はそのときじゃないんだと思う。
変わりたいのに変われないと焦らなくても、きっと大丈夫。
いつか変わる。
変わりたいなら、本気で変わる努力をすればいい。
この考え方が身についた今、安心して、自分の変化を楽しめているし、変化するための挑戦をできるようになった。

たまに、前の自分に戻ることが怖いと思うことがあるけれど、戻ることはないよと教えてもらったことを思い出す。
気づいたんだから、気づいてしまったんだから、気づいていない前の自分には戻らないし、戻れないよと。

このことを教えてくれた人には、たくさんのことを、言葉を教えてもらった。
・傷ついたり、辛かったり、葛藤することが自分の血肉になること。
・悩みが変わったら、成長したり、変化した証拠であること。
・自立は1人で頑張ることじゃなくて、誰かに頼れること。

教えてくれた人は、今を真っ直ぐに生きている、最強にかっこいい人で、私が大好きな人。
私のワクワクを最大限引き出してくれる人。
いつかその人みたいになれるように、憧れつつ、飛び出しつつ、自分なりに、真っ直ぐ生きようと思う。

次は、何に悩むのかな。
悩むことに怖さはもうないから、これからたくさん悩んでいこうと思う。

悩んで悩みまくって、たくさん泣いて、たくさん笑って、毎日を過ごすこと。
ワクワクの踊るままに、行動をすること。
だってそれが、私が大好きな『ワクワクハッピー』という言葉だから。

ワクワクや幸せだけじゃなくて、悩むことがあるから、前に進んで、パワーアップしたワクワクに出会える、ワクワクハッピーだから！

そんなわけで、私の2024年は幕を開けて、忙しい日々を過ごしている。
人生で初の長期バイトを初めて、慣れないことにひーひー言いながら、できなかったこととか、『仕事』だからこそやる作業をやってみて、できたときの嬉しさが、私の成長を知らせてくれる。
"ありがとう"と"これから"を詰め込んだ大きなイベントも企画して、『やばいけどやるしかない』で頑張れたり、やりたいと思った時の強い思いと、当日を想像しながら踏ん張って、それでも生活リズムを崩さないように計画しながらやれている。
仲間の頑張りに嫉妬してしまう気持ちを前に出したり、逆に閉じ込めるんじゃなくて、まるっと抱えて、そうだよねって私も頑張ろうってエンジンにできている。

毎日はワクワクと嬉しさと幸せと、不安と悩みがあるからこそ、豊かで、楽しいんだと思うし、愛らしいんだと思う。

自分という社会から飛び出して、神山町、徳島県、北海道、日本、世界という社会に飛び込んで、真剣に向き合う。
この前のWednesday nightで教わった、『コトに向かえ』という言葉の通り、自分の成長悩みばかりに目を向けるのではなく、創りたい社会や起こしたいコト、望んでいる、向き合っているコトに真剣に向き合おうと思う。