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マターナルヨガのすゝめ(産前産後ヨガ)

こんにちは。Hinakoです。

お久しぶりの投稿になってしまいました。無事、1/11に開業し、毎日楽しくレッスンを行っております。参加頂いている皆様に大感謝です。

今日は、昨年10月、11月の2か月間で学んでおりました「マターナルヨガ」についてシェアしていきます。2月より指導を開始する予定です。

マターナルヨガとは「産前産後ヨガ」のことを指しますが、勉強してみるとお母さんに限らず”女性は積極的にヨガをした方がいい”という結論に至りました。

今後妊娠、出産を希望している方、まさに妊娠中の方、既にお産がすんでいる方、そして更年期世代の方まで、どの世代の女性にも響く内容となっていましたで、良ければご覧ください。

※一つ前提条件として、私の大好きなインド哲学的な話は一切出てきません。(笑)マタニティヨガは、ここ10年程で医療機関から発生したヨガだそうです。その為、私としても面白みかけたかな…と思いましたが、かなり有益な情報がたくさんありますので、哲学は忘れてご覧ください。

マターナルヨガとは

マターナルヨガとは、産婦人科医の高尾美穂先生考案の”産前産後ヨガ”のことを指します。

妊娠し、出産したお母さん向けのヨガです。

良くマタニティヨガは、”出産経験者のヨガインストラクター”が教えているイメージがあると思いますが、マターナルヨガ考案者の高尾先生は出産経験がありません。ちなみに私もまだ経験しておりません。

そんな人から教わるの信憑性ないなあ…

と思うかもしれませんが、私はマターナルヨガを学んでからは、逆に”出産経験のある自分の経験を元に指導してしまうことに対しての不安”の方が大きく感じてしまいました。

出産も十人十色。全く同じお産はないと、何千人のお産を見てきた先生はおっしゃりました。だからこそ、”自分の経験をベースに”語る先生は逆に危ないと、教えてくださいました。必ずしも、来て下さった生徒さんが同じようなお産を経験するとは限らないからです。

この観点、アーユルヴェーダを学ぶ自分にとって非常に心に刺さるものであり、そうだよな、お産に限って個性がないはずがない。と深く納得をしました。

その為、私が今後教えていくマターナルヨガは、”完全個人レッスン”とさせていただくことにします。グループで実施することが多いマタニティヨガ。産後ヨガも同じように、様々な周期の方が一緒になって同じ動きをすることが多いです。でも、周期や産後の状態は、まったく違ってきます。そこをごちゃまぜにするのはかなり厳しい所があるなあ…

と判断し、元々個人レッスンメインのクラスをしている私としては好都合だったので、マターナルヨガもその人に合わせたクラスを実施する予定です。

妊娠中のヨガは何が良いのか?

そもそも妊娠中のヨガは良いのか?お腹に赤ちゃんがいるリスクを背負いながらも、動くメリットはあるのか?

答えは「運動した方が母子ともに良い効果が見込まれる」です。

但し、運動できない人もいます。例えば多胎妊娠(双子以上)の方は残念ながらリスクが高いため運動はできません。ではどんなメリットがあるのか?箇条書きにするとこのようなメリットが見込まれます。

・分娩時の準備(呼吸のコントロールができる、体力の増強、安産の確立Up)
・妊娠中のマイナートラブル緩和(つわり、便秘、マタニティブルー等)
・気分転換
・出産に対する不安緩和(正しい情報が手に入る)
・筋力の維持による、産後の体形回復が早い傾向になる
・運動していない人に比べると子供の脳発育が良い

…ざっとこんな感じです。良いことしかありませんよね?

良く、「妊娠中は安静に」という内容が飛び交っていますが、

これは100年近く前の食糧がまだ豊富になかった時期の状況を指しているようで、当時は栄養が十分に取れなかったがために動かない方が良いという常識が合ったようです。現代は食料は豊富にあり、むしろ食事の採り過ぎが問題になっているほど。動かなければ太るだけだ、と先生も煽っていましたので、妊娠前と同様に適度な運動は必要だそうです。

そしてさらに驚いたことに、妊娠中も妊娠前と同じことをしていい。とおっしゃていました。

お腹に赤ちゃんがいる状況ですので、もちろん普段よりも注意する必要はありますが、妊娠前にやっていたことは殆ど妊娠中も行ってもいいとのこと。

そして、ヨガに関しても、妊娠前にバリバリプラクティスをしていた方はこれまで通りのプラクティスを続けて良いのです。むしろできないコトに対するストレスの方が大きくなってしまうので、妊娠中だからと言って行動を制限するのはかえって逆効果とのこと。

但し、強度を上げることはできません。あくまでも普段の6割程度の強度で、まだ余裕があるな。と感じる程度の動きしかできません。

その為、妊娠中に初めてヨガを行うという方は、ストレッチ程度のヨガになってしまうことも前提条件です。

妊娠前からヨガを行っていれば、ある程度動き筋力維持も見込めるため、大変お勧めです。何より妊娠によって新しいことを始めることが、かなり負担になってしまうかもしれません。

産後にヨガするメリット

それでは産後はどうでしょうか。産後はたくさんのマイナートラブルが待ち受けています。

特に腹部、骨盤底筋群は出産により大きく構造が変わってしまいます。

元々回復する能力は持っているものの、産前の前には戻ることはないため、いかに修復を上手にして言うかが肝になるそうです。

メリットは以下の通りです。

・伸びきってしまった腹筋群を緩やかに元に戻すことができる。
・骨盤底筋群のトレーニングによる尿漏れ防止
・産後うつ防止、緩和・育児によるストレス解消
・体力維持、筋力維持

特に腹筋、骨盤底筋群については驚きの変化が訪れます。

妊娠中にお腹が膨らむのは、腹直筋という筋肉のじん帯が伸びて広がっており、産後は伸び切ったまま。産後の状態では、筋トレのような腹圧をかけるトレーニングは、実は筋肉に力が入らず、周りの靭帯へ力が逃げてしまう状況なのです。そしてなかなか腹筋が鍛えられない身体になってしまうとか!驚きですよね。

そして骨盤底筋群。骨盤は想像できると思いますが、赤ちゃんが通ってくる場所です。その為、大きく傷を受けている場所でもあります。この部分は普段全く意識をしない場所なので、修復も時間が掛かります。その為、長期にわたり尿漏れのようなマイナートラブルが発生するのです。
逆を返せば、1番鍛えられる時期でもあります。産後にしっかりトレーニングをすることで、先の人生で必ず役に立ちます。

このように、損傷した筋肉の修復を少しでも早くする効果や、ヨガによる心のリラックスが見込まれるため、産後もヨガを続けることがとてもおすすめです。

妊娠中の状況は、更年期にも出てくる可能性がある

そして冒頭に書いた更年期について。一見関係ないように思われますが、実はとても重要なことをがあります。妊娠中に出てくるトラブルは、更年期にもやってくる可能性が高い。ということです。

妊娠中は、女性ホルモン”エストロゲン”が分泌されない時期です。これは更年期の”エストロゲン”が出なくなる時期と同じ状況となります。その為、妊娠中の身体のコンディションは更年期ととても似ていて、もし気になるマイナートラブルがある場合は更年期も注意するべきだと先生はお話されていました。

自分の身体を知る意味でも、自己観察に重きを置くヨガは、とても有効だということがここでも良く分かりました。

やはり女性はヨガしてなんぼ

このように、妊娠中、産後も積極的にヨガをすることをお勧めします。

そして、妊娠していない女性も、産後時間がたっている場合でも、ヨガをすることで様々なトラブルを緩和することができます。特に将来妊娠を望んでいる女性は、今のうちから身体を動かす習慣を作ることで、妊娠中も違和感なくヨガに取り組むことができるはずです。新しいことを始めるのは、どんなに良い事でも少しはストレスが発生します。しかし、元々心が落ち着く習慣になっていれば、プラスになること間違いなしです。

2月より上記の事、また他にも妊娠中の運動ガイドラインに沿ったヨガ指導を始めていきます。この記事を読んで興味を持った方は是非体験してみてください。

詳細はHPに載っておりますので、興味のある方ご覧くださいね。

それでは今日はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました。

Om

Hinako

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