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昆虫展2023「えひめの昆虫・セカイの昆虫」

2023年8月7日。
昆虫展2023「えひめの昆虫・セカイの昆虫」に行きました。
毎年、愛媛大学ミュージアムで行われていて、企画や運営を、愛媛大学農学部環境昆虫学研究室の学生の皆さんが中心となって行っているそうです。

昆虫展2023「えひめの昆虫・セカイの昆虫」

生体展示コーナーでは、色々な昆虫が展示されていました。
スタッフのお兄さんたちに、展示している昆虫のことや、研究している事を、いっぱい質問しました。

生体展示コーナーで激写しまくる(いつも通り)

環境昆虫学研究室の人たちが、採集・飼育している昆虫たちで、こだわりのレイアウトばかりでした。

コガタノゲンゴロウ

昨日、ビオトープで見たコガタノゲンゴロウもいた!

オオヒョウタンゴミムシ(上)、とヒョウタンゴミムシ(下)

オオヒョウタンゴミムシ、でかすぎる・・・

トゲナナフシ

今回の昆虫展は、環境昆虫学研究室の吉冨先生にお会いするという目的もありました。
吉冨先生は、僕の大好きな水生昆虫の本「日本の水生昆虫」の著者の一人だからです。

先生のお時間が空いた時、水生昆虫の採集や分類のお話しを聞かせてもらって、昆虫標本収蔵展示室しゅうぞうてんじしつを案内してもらいました。

可動する標本のたな
すごい数の標本
セスジガムシの標本

環境昆虫学研究室は昆虫分類学を専門としているそうで、とんでもない数の標本が保管されていました。

当研究室は歴代教官が昆虫分類学を専門としたこともあって,生物学の基礎である「分類学」を教育,研究できる全国でも数少ない貴重な研究室として知られています.

 この背景には,当研究室が誇る我が国有数の昆虫標本コレクションがあります.これは歴代教官を始め、専攻学生や各地の協力者の努力によって蒐集されたもので,現在では実に120万頭を超える大コレクションとなっています.このコレクションには,四国産の昆虫類を中心に,日本,東南アジア,さらに世界各地の標本が集められており,その中には新種として記載された多数の模式標本も含まれています.

愛媛大学農学部 環境昆虫学研究室 研究室紹介

貴重な標本は、他の大学とも貸し借りが行われていて、いろいろな研究に利用されているそうです。

僕が好きな水生昆虫の標本もたくさんあったので、見られて良かったです。

愛媛の水生カメムシ類の標本
日本のホタルの標本

最後に、「日本の水生昆虫」の本に吉冨先生のサインをもらいました!
いつか、著者全員にサインをもらいたいです。

吉冨先生、お忙しいところお話ししてくださってありがとうございました。


おまけ

運営スタッフの人に、愛媛県の水生昆虫がすむ場所について、アドバイスをもらったので、雨の中、すぐに探しに行きました。

湿ったコンクリートの壁

ありがとうございます!クロサワツブミズムシいました!!

クロサワツブミズムシ

クロサワツブミズムシ $${Satonius  kurosawai}$$
コウチュウ目 ツブミズムシ科

大きさは1.5mm。
水がしたたるコンクリートの壁のこけの上を歩いていました。



下は、昆虫展2023「えひめの昆虫・セカイの昆虫」のページです。
8/5に終了しています。また来年。

愛媛大学農学部環境昆虫学研究室のページ。

吉冨先生のnoteのページ。


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