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調整池の外来種

僕の家の近くの調整池には、たくさんの外来種がいます。
その中でも、凶悪きょうあくな生き物が、次の3種類です。

ウシガエル(特定外来生物)
カダヤシ(特定外来生物)
アメリカザリガニ(条件付特定外来生物)

ウシガエル(オス) 20cm近い大きさ

特定外来生物は、次のことが禁止されています。

・飼育、栽培さいばい、保管及び運搬うんぱんすることが原則禁止されます。
・輸入することが原則禁止されます。
・野外へ放つ、植えるおよびまくことが原則禁止されます。
・許可を受けて飼養等する者が、飼養等する許可を持っていない者に対して譲渡じょうとし、引渡ひきわたしなどをすることが禁止されます。
販売することも禁止されます。

何が禁止されているの?(環境省)
ウシガエルのオタマジャクシ(写真では10cmくらい)

僕が小学校2年生くらいのころ、調整池にはウシガエルのオタマジャクシがうようよ泳いでいて、牛のような鳴き声もよく聞こえました。
ザリガニもたくさんいました。

カムルチーの幼魚(写真は3cmくらい)

次の年。
突然、カムルチー(ライギョの仲間)の幼魚をみるようになりました。
それ以降、ウシガエルのオタマジャクシやザリガニ、カダヤシが段々少なくなっていきました。
ここ2、3年はウシガエルのオタマジャクシを、まったく見ていません。
成体はまだいます。

カムルチーの子供(25cmくらい)

上の写真は、2020年に捕まえた、カムルチーの子供です。
エビをとっていたら、偶然ぐうぜんあみに入りました。
最大1mくらいまで成長します。

カムルチー($${Channa  argus}$$) スズキ目 タイワンドジョウ科

どうやって、調整池に入ってきたか分かりません。
カムルチーは肉食なので、オタマジャクシやザリガニを食べつくしたのかもしれません。もちろん日本在来の魚もたくさん食べられたと思います。

たまたま、この調整池では特定外来生物が少なくなってくれました。
でも、外来種が自然に与える影響えいきょうは、とても大きいので絶対に逃がしてはいけないと思います。

下は、特定外来生物を許可なく野外に逃がした時の罰則です。

罰則ばっそく懲役ちょうえきまたは罰金ばっきん

許可なく野外に放ったり・植えたり・まいたりした場合
個人
・3年以下 もしくは
・300万円以下

罰則について(環境省)

罰金こわ~。

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