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永久保先生と行く参拝ツアー報告6

また推薦図書の先週一番スキになってました!ありがとー!

さて、ちょっとだけ、トークショーの続きを!

ほしのさんから、トークショーの中で国津神系と天津神系の違いの説明がありました。

天津神系は、高天原におりてきた人たち。

ちなみに、美保神社は国津神系です。出雲大社も国津神系。大国主が国津神系だからね。その子どもである事代主(ことしろぬし)も国津神系。この事代主が美保神社の御祭神です。

さあ、ちょっと難しいことをいうよ。

神社に行って、悪いものがとれたって感じることってあるよね。

そのときの軽くなり方が、国津神系と天津神系では違うって、ほしのさんが言うのね。

国津神系だと、それが身体が軽くなったとして現れる。

天津神系だと、バランスが取れたという感じになるらしい。突出しているところのものを、凹んでいるところに移動させて、全体をならしたってこと。

へーっと思いつつ、帰福後、「残穢」を読み返していたときのことです。この国津神と天津神にまつわる話が出てきました!

この本の中で触穢(そくえ)の説明が出てくるんですよ。

で、天津罪、国津罪で区別してた。

天津罪は共同体の農耕や祭祀に対する犯罪、国津罪は個人的な犯罪や天災らしい。罪とは祭祀によって除かれるべき犯罪や災害の総称。そして、穢れは移るものとされる。

移るから祭祀によって祓うのだ。

ずっと参拝ツアーといってますが、正確には美保神社御神事参拝ツアーなのです。今回、とても珍しい青柴垣神事というのを見物に来た次第。それに使う特別な船が冒頭の写真なんですよー。

さて、今回は青石畳通りの話をするんでした。

じゃん!ここです。美保神社の鳥居のすぐ隣くらいから伸びています。いまだに地元の人はこちらをメインストリートとして扱っています。こちらが表なんですよ。自動車が通るように整備されている海側の道がありますが、そちらは裏なんですね。

なんで、ここが青石畳通りと言われるかといいますと、水にぬれると、この石が青みを帯びるからなんですね。そう言うと、誰かが、ぱっとペットボトルの水をかけてくれました。

「ほんとだ。青い」

ぜひ、行かれた方は試してみてね!

江戸時代には大変に栄えていた港町なので、ここでは千両箱ではなく、二千両箱が使われていたらしいですよ。すんげー金持ちの町だったって。

さて、この通りはところどころに海へと出ていける小道があります。それは神職が夜中に禊に行く姿を誰にも見られてはいけないため、神職のゲタの音がしたら、通行人が隠れる用に造られているとか。

この細い通路って、実家近くの杖立温泉を思い出すんですよねえ。

そこは背戸屋というんですけど。

こっちは階段状に細い道があがっていく。でも、家と家の隙間という風情はノスタルジックっす。

そして、つづく――。次回はここでも再会、ラフカディオ・ハーンの話だよー。

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