真面目な人ほど報われない気がする。
世の中、真面目に生きていればきっと報われる、きっと良いことがある」と言いますが果たしてそうでしょうか?
「世の中、真面目な人が損をする、馬鹿を見る」とも言います。
少なくともワタシの周りの大部分の人は真面目に生きていますが、その人達が一様に報われているかというと疑問に感じます。
良いとか、悪とかの価値判断は別にして、真面目には何種類かの真面目さがあると思います。
自分で納得して真面目に生きている、真面目に生きて苦労ばかりする人が多くいる現実から目を背けることもできないと思います。
真面目のイメージが変わってきています。
真面目に生きていれば、必ずどこかで見ている人がいる・・・?
真面目に働いていれば、必ず報われる・・・?
結構それがストレスになっているのは間違いなく私自身が感じています!
子どもの頃に、親や周囲の大人から「真面目にしなさい」と言われることや、真面目にすることで親から褒められる(もしくは親の目を引くために真面目にふるまうことが必要だった)ことが多かった場合、無意識のうちに「真面目=絶対的に良いこと」という信念が自分の中にできてしまっています。
そうなると、どんな場面でも真面目であることが自分の中での絶対的ルールとなります。
「真面目=絶対良いこと」というルールにのっとって振る舞うと、仕事や勉強の場面ではいい成果を残す一方で、それ以外のプライベートの場面などでは力を抜いて楽しむことが苦手になってしまいます。
子どもの頃、無意識のうちに作り上げられてきた信念によるものなので、なかなか真面目な自分をやめることができません。
努力は必ず報われるという言葉があります。
実際に、努力した分、良い成果に結びつくことは多いでしょう。
しかし、それを信じるがあまりに、いつの間にか無駄な努力をしている場合があり、またそれに気づいていないこともあります。
エクセルなどの表計算ソフトで表と計算式を作って一発で計算できる処理を、「それは楽をしている」とわざわざ紙と電卓を使って一つ一つ時間をかけて計算を繰り返しているようなものです。
それは努力ではなく、効率が悪い方法を率先して選んでいるだけで、「努力」と取り違えているのです。
真面目は辞めちゃいましょう!!
全ての仕事を完璧に、100パーセントの力を出しておこなうのではなく、完璧である必要がない仕事や要件については、「7割くらいでOK!」という最低ラインを設けて取り組んでみてください。
内容によっては、7割以下の設定でも構いません。
設定したOKラインに達したところで、定時の時間に差しかかっているようでしたらそこで仕事を切り上げてください。
その方法を積み重ねていくことで、自分への負担は大きく軽減されます。
「半分くらいのクオリティでいいから、とにかく期日までに数を用意してほしい!」という仕事の依頼には特に有効です。
このような仕事に毎回100パーセントの力を出して対応していたら、いくら時間があっても足りません。
完璧である必要のない仕事には無駄に体力や時間を使わずに、その分を本当に完璧が求められる仕事に注ぎましょう。
今日は50%でいいやと言う日を作って見てください!
それだけでも気が楽になると思います。
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