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娘が燃え尽きた話

先週
5年間通った英会話スクールを
卒業した娘。

ずっとずっと
「4月から何をするか考えた方が良いよ」
って言ってあったのに
やっぱりノープラン。

まぁ、直ぐに動くのは無理か…

だから今のところそっと見てるだけにしてるけど
ゲームやって
VTuberさんの動画見て
そんな状態が一週間。

「今日は英語ないんだね…」
今朝、お布団の中で一言。

そうだね。
終わったからね。
またここから前に進まないと。

「分かってるよ」

いつもそう言う。
でもだからって何も変わらない。


でも、
5年間、本当に頑張った。
以前、初めてバイトに挑戦した時は
私が週一でお皿洗いをしていたパン屋さんだったから
たった一日で腰が痛くて行けなくなった時も
私が電話連絡をして謝罪した。

今度は全て自分で。

だから英会話スクールの申し込みの際に
連絡先は娘の携帯にして
学校との連絡は全て娘がしていた。

一度だけ、
当日、駐車場で気分が悪くなり休んだ時
私が連絡を入れたけど
あとは娘がしていた。

5年間で4人の外国人の先生の授業を受けた。
南アフリカの先生
イギリスの先生
ドイツの先生
私から言わせればそれだけでも凄いことなのに

「何もできてない」
「何も進んでない」

いつもそう言って凹んでばかり。
それでも宿題をやって、予習をやって学校に行った。

暑い夏も
寒い冬も
土砂降りで道路が川のようになった日も
雪が積もった日も
休まず行った。

コロナで制限の残っていた頃も
まだ人気の少ない街の中を
マスクを着けて歩いて行った。

一昨年の夏
IgA血管炎で寝たきり状態で3ヶ月。
ベッドに取り付けたホルダーにタブレットを付けて
毎日映画を見たり、学校の授業を動画で見続けた。

ゆっくりなら歩ける程度に回復し
「そろそろ学校に行かないと」と娘が言ったので
美容院で髪を洗ってもらい
学校のあるビルの玄関先まで車で送った時も
いつも通り、ピンクの可愛い服を着て
髪にリボンを付けて、厚底の靴を履いて
ふらふらと壁に手をつきながら
エレベーターに乗って上がって行った。

うん
何があっても通い続けた。

それって凄いことなんだよ

先週、最後の授業が終わった時にそう言ったら

「そうなの?」

分かんない、と言うから
続けるって誰でもできることじゃないよって。

「でも全然上達しなかったよ」

って言うから
そんなことないよって。
日頃からもっと英語を使わないからだよって。
もっと色々な所に行って
色々な人と会って話すと良いよって。

一年ぐらい前から
留学してみたいって言い出した。

その気持ちは凄いって思ったんだけど
また母にお金をお願いしないといけない。
結局話はそこで止まってしまった。

私が働けていたら
黙って背中を押してあげられたのに。

申し訳ない。


だから結局
ノープランのまま学校はおしまい。

あぁ、先週の今頃は授業だったな…

ちょっと泣きそうになる。

でも、泣きたいのは娘だと思うから
私は泣いちゃいけない。

この一週間
娘は本当にぼんやりしていて
少し心配になる。

ただ、
だからといって、また私が
別の英会話スクールとか
外国の人と交流できるイベントとか
色々と探したりするのも
これまでと変わらないっていうか…

私は私で仕事をしなければいけないから。

じゃないと
またずっとずっとこのまま
二人でこの家の中で過ごす日々が続くだけだから。

それだけは変えないといけない。

燃え尽きた娘を心配しながらも
私は私のことをしなければと思う。






愚痴るように書きながら、ぼちぼちと前に進んで行きたいです。気分を悪くされることなく「ふふんw」ぐらいの感じで読んで下さい。そしてまたいらして下さい。