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[映画]くれなずめ〜学生時代の友達は永遠だ!!〜

映画紹介・感想。Amazon Primeにて鑑賞。


あらすじ。↓

高校時代、帰宅部でつるんでいた6人の仲間たちが、5年ぶりに友人の結婚披露宴で余興をやるべく集まった。 披露するのは・・・赤フンダンス!? 「しかし吉尾、お前ほんとに変わんねぇよな。なんでそんなに変わんねぇの? まあいいか、そんなのどうでも」披露宴と二次会の間の妙に長い時間を持て余しながら、昔の思い出に想いを馳せる。6人は今までも友達で、これからもずっとずっと友達でい続けるのだろうと思う。 そう、たったひとりを除いては・・・。 この微妙な“狭間”の時間に起こること、それは見るものの予想を超えていく。


「くれなずむ」は完全に日が暮れそうでなかなか暮れないでいる状態のこと。

笑える場面と泣ける場面がくるからとても忙しかった。
現在と過去の映像が交互に流れ、なんともスピリチュアルな映像もあり、話は複雑に転がってく。終盤には思わず「?」というシーンが差し込まれる。

時系列を跨いでいくこのストーリーでここまで心に刺さるのは、脚本の良さと、何処かしら男子なら必ず記憶の中にあるバカバカしい、くだらないまでの青臭さが、自分にも残っているからだろう。

だから身内ネタ、内輪ネタに溢れたシーンには共感できることが多かった。自分たちにしか分からない世界がそこにはあって、それは周りから見れば見るに堪えないものであること。

男が大勢集まればやっぱりバカなこと話すし、色々とやらかしてしまうこともある。だけど時間が経つにつれて自然と離れていく。
でも久しぶりに会うと、当時の関係性にまた戻って昔話に花を咲かす。。

この男子特有のわちゃわちゃ感についていけない人もいるだろう。だからこの作品は女性には理解できなかったり、観るのがキツくなる感じはする。。なので万人にはお勧めできない。。



[個人的に好きなシーン、セリフ]

・チンチンのくだり。「トイレを済ませた後に手を洗うのは、チンチンに失礼だから最初に洗うべきなんじゃないか?」

・高良健吾演じる欽一が夕日を見て一言。「くれなずんでるなあ。」

・成田凌演じる主人公、吉尾がウルフルズの『それが答えだ!』を聴いて「お前モゴモゴしてるくせに、真っ直ぐなやつ好きだよな。」と''ネジ''こと水島に言われた後のセリフ、「ウルフルズは世界一だよ。この曲はそれが答えだ!って言いながら何が答えかは言わないっていう。それがいいのよ。」

・「あれ、泣いた?....からの笑ってんのか〜い!」の一連のくだり

・「幸せになれよ!」ってセリフに引っかかってちゃんと戻ってきた前田敦子演じるみきえ

・「過去なんて都合よく書き換えろよ。」

・「引きずることから逃げんじゃねーよ。」

・突然の滝藤賢一


主題歌はウルフルズ。6人が余興で使った曲もウルフルズ。やっぱりウルフルズは青春感が出る!

学生の頃からの友人たち、それぞれいろいろありながら大人になっていく。
青春であり、しみじみ自分の心にも響くストーリーだった。


男同士の友情は最高だ。

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