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『働く大人のための「学び」の教科書』

若者もミドルも、みんなが学び続ける時代。

そんな言葉が、本書のカバーそでに書いてあります。いいですね~。
この学びの時代は一時的なものではありません。これからずっと続きます

ところでみなさんは、社会で働くようになってから「働く大人の学び方」を学ぶ機会はあったでしょうか? 実際は、それを学ぶ人は少ないのです。

本書は、企業や組織で働く人が、「働きながら、いかに学ぶことができるか」のヒントが書かれた本です。


一緒に学びましょう!💪


学ばない人は遭難する

以前読んだ中年危機のアウトプットで、「中年とは、2つ目の山にとりかかろうとするあたり」という内容についてこんな図解をしました。

中年危機』より

「二つ目の山に登るための門を避けるルート」もあるかなぁと思っていたのですが、本書ではこれを「遭難」と表現されていました。つまりこうです。

変化しない人、学ばない人は、「遭難」します。


世界と日本の学びへの姿勢

以前紹介した何もしないほうが得な日本 社会に広がる「消極的利己主義」の構造にもつながりますが、

「社会人とは、学び終えた人たち」という意識が日本にはありますよね。一方で世界では、「社会人も学び続ける」ことが常識です。

日本の常識をどうやってぶち壊そうか…私のnoteもその一歩になると信じて発信し続けています。


「大人の学び」って?

若い人がいろいろ知っていて「やばい!」と危機感をもつことはありませんか?

学び続けるから大人であり続けることができるのです。学ばない人は、いつの間にか若い人や子どもに追い抜かれてしまっていますよ!

本書では、「大人の学び」についてこう定義されています。

自ら行動するなかで経験を蓄積し、次の舞台に移行することをめざして変化すること

p.28

この手の本での定番である「自ら」「行動」「変化」がキーワードです。本書では特に「自ら」という部分が大事です。

例えば、「キャリア」「将来」「学び」を組織任せにしないで、「自ら学ぶことを選ぶ」ことが大事だという話がでてきます。


大人の学び「3つの原理」

大人の学びの基本として、「3つの原理」が紹介されています。

 ①背伸び
 ②振り返り
 ③つながり

詳細は本書を参照いただきたいのですが、なんとなく想像できますよね。
みなさん、気がつきましたか?

これ、全部noteで実現できます!

程度はおいておくとして、私自身も実践しております。その意味では、noteは学びのためのツールにもなるのですね。素敵です✨


①背伸びや②振り返りについては、自分を客観視(俯瞰)することが大事になります。

成長はないが居心地がいいコンフォートゾーンから抜け出すのは、難しいことではないと思います。下の図解のように本当に小さな一歩でいいのです。

まずは小さくはじめてみる 変わらない日常から抜け出す0→1実践ガイド』より


大人の学び「7つの行動」

「3つの原理」の具体的な行動としては、「7つの行動」が示されています。

 ①タフな仕事から学ぶ
 ②本を1トン読む
 ③人から教えられて学ぶ
 ④越境する
 ⑤フィードバックを取りにいく
 ⑥場をつくる
 ⑦教えてみる

全部を実践する必要はありません「これだ!」と思うものをやればいいのです。

私は、いまだに受け身体質なところがあるので、「⑤フィードバックを取りにいく」を身につけていきたいです。

あとは「⑥場をつくる」をやりたいです。職場では少しずつできていますが、会社を越えた場づくりを進めたいです。

本書では、「職場での仕事を通じて学ぶことが一番大事」だという話がありました。会社で過ごす時間は長いですからね。学ばないと損です。

一方で、「外に出ると通用しない」という事実もあります。

だからこそ、会社の外の世界に出ていく必要があります。「外の世界が、学びや変化の可能性を広げてくれる」のです。


7人のロールモデル

本書の最後の章では、学び上手さんの「学びの履歴書」という形で、7人のロールモデルの方たちの紹介があります。

が!

正直スゴすぎて、個人的にはあんまり参考になりませんでした(笑)。
ただ、刺さる言葉もありますので、ちょこっと紹介します。

「○○会社の△△」ではなく、「△△がたまたま○○会社にいる」という自分でいたい

p.166 名前の部分を変更しています。

「学ぶこと、そのことが目的である学び」もあってよい

p.172

「楽しいからやってみる」の先に、様々な可能性が開ける

p.186

「自分を組織の構成要素」ととらえるのではなく、「自分を構成する要素のひとつに組織がある」

p.199

プロティアン・キャリアの考え方ですね。これは常に意識するようになりました。

キャリアの悩みを解決する13のシンプルな方法 キャリア・ワークアウト』より

学べば学ぶほどヒントが得られて、人間ができてくる。選択肢も増える。

p.222

大人の学びは、自分の思い込みを解除する機会

p.227


本書の締めくくりとして著者のこのような言葉がありました。


学びとは、自ら創り上げるもの



さいごに

いまでこそ「学びをアウトプット」している私ですが、20代、30代のころは意識して学んできませんでした。

「あのとき、もっと学んでいれば!」と、私も思います。人間だからしょうがないですよね。

だからこそ、

本書を読んで改めて「学び続けたいし、学びの大切さを伝え続けたいし、みんなと一緒に成長していきたい!」と改めて感じるのでした。


本日の学びはここまで。読んでいただき、ありがとうございます!
また来てください。👋


きしゃこく先生に紹介いただきました。ありがとうございます😊

読書期間 2023/08/06-2023/08/11
初版発行 2018/01/15

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