立ち止まることが前に進むことになることもある

昨日は「新しいこと日記」に何も書けない日となりました。1ヶ月半やって来て初めてのことです。

朝8時までいつも通りに過ごしていたんだけど、「今日は仕事を無理して行ってもいい成果は出せないな」と感じたので、思い切って休むことにしました。休む休まないを全て自分で決められるってありがたいことです。

どうして昨日は仕事行っても成果が出ないと思ったかといえば、昨日の日記でも書いた通り、アプリ完成間近になって承認欲求が湧き出て、モヤモヤしていたからなんですね。こういう時は休んで風呂にでも入って体に意識を向けるに限ります。

奥さんも誘いましたが、今日は家で過ごしたいというので、娘を連れてジジババの家へ。片道2時間。まっすぐ一人で向かえば1時間15分くらいで着きますが、1歳の娘と一緒に道草食いながら行くとそのくらいになります。せっかくの休みなので、娘との時間も満喫。ただただ呼吸をしながら、娘を見守ったり、手を繋いで歩いたり、お話ししたり。僕と娘との間にはモヤモヤを挟まない。心ここに在らずにならないように気をつけました。

娘をジジババに預けて3時間後、ようやくお風呂へ。川崎にある「志楽の湯」。大好きすぎてもうかれこれ8年くらい通っています。普通のスーパー銭湯ではないんです。館内は薄暗く、足の裏を意識させる仕組みなっていて、余計な装飾がほとんどない。食堂の料理はマクロビオティック。でも健康オタク臭はあまりしない。友人にも勧めていて何人かは行っているんだけど、その良さを分かる人はまだゼロ。感性の違いって大きいですね。

お風呂に入り、昼寝を1時間ほどして、もう一度少しだけお風呂に浸かり、最後は煎茶を注文して読書。これがいつものパターン。ものすごく安らぎます。

でも昨日は読書の時点でモヤモヤが残っていた。呼吸がうまくできない。

途中でふと「そういえば今作っているアプリはストレスを感じた時に使う深呼吸アプリじゃないか」と思い立った。「今こそ使うべきだろう」

アプリを起動し、自分が無理なく自然にできる呼吸に合わせ、セッション時間などを設定し、スタート。

5分間。アプリを使ってじっくり自分の呼吸と向き合った。

開発していているとき、電車に乗っている時など、散々使って来たけど、いつもとは違う感覚があった。

ものすごく楽になった。息苦しさがなくなり、気持ちが楽になった。

何が違ったんだろうと思った。

いつもはバグがないかとか、使用感はどうだろうかとか、そういう開発者目線で使っていた。だから、自分の今の呼吸状態にしっかり合わせるなどの工程はルーティンとなっていて、パッパッと済ませていた。実はそこの工程が大事だったのだ。

問題点が見えてきた。モヤモヤしていたのは、承認欲求のせいだとは思っていたが、そもそもアプリに問題があったから承認欲求が傷つく可能性を感じてモヤモヤしてたのだ。

薄暗い広間でメモを取り出し、書き出した。一つ書くとまた次も出てきた。4つほど修正するべき点が見つかり、「これで先に進めるな」と思った。


休みにしたことで、結果的に仕事が前に進むこととなった。

もし無理に仕事に行ったところで、モヤモヤするだけで、どうしてモヤモヤしているのかも分からず苦しい思いをしていたに違いない。

立ち止まることが前に進むことになることもある。

そんなことに気がついたので、新しいこと日記にはその発見について書いておこうと思います。

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