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2つのヨガ哲学〜『読むだけヨガ講座』

こんにちは。
マインドフルネスコーチの清水裕貴です。


理学療法士の僕がヨガを学び実践する中での学びや気づきをまとめています。

今日のテーマは、ヨガ哲学についてです。


哲学というと小難しそうな感じがしますが、
実際のところ、小難しいです。


ですが、ヨガを理解するためには、避けて通れないところですし、
知っておくと、ストレッチ体操が一気にヨガに変わりますので
ぜひ、読んでみてくださいね。


ヨガ哲学と一言で書きましたが、
実は、ヨガには大きく分けて2つの哲学があります。


きっと、この2つの哲学がヨガ哲学として一つにまとめられているところがややこしくなっている原因かなと思います。


実は、この2つの哲学ですが、ゴールは同じなのに捉え方やプロセスが全く違うんです。


僕もこの2つを同じものをヨガ哲学としてまとめて捉えていたので、
「ヨガ哲学って、よ〜分からん。。。。」と最初は混乱してしまいました。

もちろん、今も精通しているわけではありませんが、ざっくりと違いはわかってきました。


この2つの哲学の名前は、サーンキャ哲学とヴェーダンダ哲学。


名前の時点で、ちょっと挫折しそうになります、ここは我慢してくださいね。

それぞれの哲学で有名な経典が「ヴァガバッド・ギータ」と「ヨガスートラ」です。

ヨガスートラがベースとするのがサーンキャ哲学で、
ヴァガバッド・ギータがベースとするのがヴェーダンダ哲学です。

細かな説明は、またの機会にするとして、それぞれの哲学ではこの世の中をこんなふうに見ています。


この世の中はたった一つのものしかなくて、あなたも私も草も石も、宇宙も全部繋がっているよ。
これが、ヴェーダンダ哲学の基本的な考えです。

一方のサーンキャ哲学の方は、
この世の全てのものは25種類の元素の組み合わせでできているよ。
というのが基本的な考え方です。


そして、この基本的な考え方をベースにして共通する考え方につながります。

自分というものはない。


ヴェーダンダ哲学では、宇宙も自分だから、そもそも自分というものは存在しないよ。という考え方です。

サーンキャ哲学では、この世の全ては元素の組み合わせでしかないので自分というものは存在しないよ。という考え方です。


そして、すべての悩みや苦しみの原因は、
自分というものがないのにあると思っていることにある。


これが、どちらの哲学にも共通する考え方なんです。
ここは禅の考えも同じです。

つまり、ヨガ哲学をかな〜り強引にまとめてしまうと、
自分というものは存在しない。ということを体験として理解できると、一切の悩み・苦しみはなくなるよ=幸せになるよ。
ということなんです。


今回は、ヨガ哲学には2つの哲学があって、
サーンキャ哲学とヴェーダンダ哲学という。
そして、その2つは捉え方や考え方が違うんだ。

これを押さえておけば、混乱するのを防げるかなと思います。


ヨガは、哲学がベースになっていることを知っておくだけでも、また一つ面白くなるんじゃないでしょうか。


理学療法士が書く『読むだけヨガ講座』
https://note.com/hirocoach_s/m/m327de0710ddd


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