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過剰なカフェインが妊婦に与える影響とは?

カフェインが入った飲料には、妊婦や子どもに対して過剰摂取を控えるように警告する表示がありますが、カフェインがこれらの人々に及ぼす影響についてはあまり理解されていません。

一般社団法人全国清涼飲料工業会は2017年11月16日にカフェインを多く添加した清涼飲料水(いわゆるエナジードリンクを含む)の表示に関するガイドラインを制定し、対象製品(食品添加物としてカフェインを添加した清涼飲料水で、100mlあたりのカフェイン量が21mg以上)のラベルには、小児、妊産中および授乳中の女性、その他カフェインに敏感な人は飲用を控える旨を表示することを規定として設けています。

カナダ保健省は2010年にカフェイン摂取についての注意喚起をおこないました。妊婦や授乳中、妊娠を予定している女性に対し、カフェインの摂取量を1日あたり最大300mg(マグカップ約2杯)までとしています。

また、ネスレは少量のコーヒーは胎児に影響しないものの、非常に多量のカフェインは低出生体重をもたらす可能性があるため、1日3杯以上飲むことを避けるように注告しています。

果たして、妊婦がカフェインを過剰摂取してしまうと、どのような影響があるのでしょうか。

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