見出し画像

時に、若い人たちから学ぶ

今日のおすすめの一冊は、植西聰(あきら)氏の『人生を動かす哲学者の言葉』(永岡書店)です。その中から「驚きと感動が知的好奇心を深める」という題でブログを書きました。

本書の中に「時に、若い人たちから学ぶ」という心に響く一節がありました。

《下の人にしたがうことを知らない人は、 よさ指導者になりえない。》(アリストテレス.紀元前4世紀/古代ギリシャ) 

よきリーダーに望まれる資質の一つは、強いリーダーシップを持って下の者たちをぐいぐい引っ張っていくカリスマ性があることだと思います。 しかし、カリスマ性だけでは、よきリーダーにはなれません。

リーダーは時に、下の者から学ばせてもらうという意識を持って、下の者たちの話をよく聞き、下の者たちの意見が正しいとわかったときには、素直に下の者たちにしたがう、ということもしなければならないのです。

そのような柔軟性と度量の広さを持ち合わせることも、よきリーダーになるための条件の一つだと思います。 組織の中でリーダーになる人は、もちろん、すぐれた能力と見識を持ってい る人です。 

しかし、下にいる人たちの中には、ある分野においては、そのリーダーよりもすぐれた能力を発揮する人もいます。 リーダーよりも深い見識を持つ人もいるでしょう。 したがって、そのような下にいる人たちを尊重し、その人たちからリーダーみずからが学ばせてもらう、という意識を持つことも大切なのです。 

それが、そのリーダー自身の成長につながり、下の者たちから慕われ、好かれるコツなのです。

 《下の者からも学ぶリーダーは慕われる》

古来より、「近頃の若い者はなっとらん」と言われてきた。しかし、アリストテレスはまったく逆のことを言っている。下の人(若い者)からも学ぶ必要がある、というのである。

昨今はデジタルの著しい進歩で、様々なことが変化している。これらのことは、デジタルネイティブと呼ばれる若い人の方が断然知見がある。したがって、好むと好まざるとに関わらず、このデジタルの新しい情報は、年配者は若者から習わなければならない。

時に、若い人たちから学ぶことも必要だ。

今日のブログはこちらから☞人の心に灯をともす


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?