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「聞くこと」が信頼関係を築く

今日のおすすめの一冊は、リック・ピティーノ氏の『成功をめざす人に知っておいてほしいこと』(ディスカヴァー)です。その中から「年をとればとるほど、変化する」という題でブログを書きました。

本書の中に『「聞くこと」が信頼関係を築く』という心に響く文章がありました。

ケンタッキー大学の監督をしていたとき、前途有望な高校生を説得するためによく家庭訪問をしたものです。当初、私は本人と家族の前で延々と話をして決断を促していました。

熱狂的なファンの存在、充実したトレーニング施設、学業の支援体制などについてアピールするのです。

しかし、このやり方はうまくいかないことが多く、悩んだ末にやり方を変えました。メリットを簡潔に説明するだけにして、後は本人の話にじっくり耳を傾けることにしたのです。その結果、ケンタッキー大学を選んでくれる確率がぐんと高くなりました。

つまり、自分が何を言うかよりも、どれだけ相手の話を聞くかが重要だったのです。私は聞くことによって信頼関係を構築し、相手を安心させられることを学びました。聞くことと話すことの適正な割合は四対一です。言い換えれば、自分が話す時間の四倍の時間を割いて相手の話を聞くということです。

「すべての悩みは対人関係の悩みである」とアドラーは言った。つまり、悩みのない幸せな人生を過ごすには、対人関係(人間関係)をよくすることだ。その根本にあるのが、相手と信頼関係を築くこと

『信頼関係を築くには「聞くこと」』だという。自分だけが一方的に話をしていては、相手との信頼関係は築けない。徹底的に聞くことにより、信頼関係は生まれる。その比率は、4対1。

良好な人間関係を築くため、徹底的に「聞く」ことができる人でありたい。

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