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大事なのは、終了後の懇親会

今日のおすすめの一冊は、山崎拓巳氏の『拓巳流 人生の掟』(ヒカルランド)です。その中から「新しいコミュニティに顔を出す」という題でブログを書きました。

本書の中に「大事なのは、終了後の懇親会」という心に響く文章がありました。

セミナーを開催してみよう、といいましたが、ぜひおすすめしたいのは、終了後の懇親会です。お酒を入れてもいいし、とにかくみんなで盛り上がることが非常に大切です。 なぜかというと、いま多くの人が欲しているのは、実は「コミュニティ」だからです。 

セミナー自体ももちろん、あなたのコンテンツで刺激を受けたり、新しいビジネスのヒントを得たり、とメリットがあるわけですが、もうひとつ大きなメリットがあります。それは、開催されたセミナーで新しい人脈に出会うことができるという点です。 

初対面の人どうしでも、同じセミナーに参加して数時間を一緒に過ごすと、ちょっとした仲間意識が芽生えたりします。同じコンテンツに興味を持っていて、目指す方向や目標が似ている場合も多いから、それは自然な流れといえます。 

セミナー修了後の懇親会では、リラックスしたうちとけやすい雰囲気を作りましょう。参加者たちも積極的に会話し、名刺や連絡先交換などをしやすくなると思います。そして、こうして出会った人脈が、参加者にとっての財産になっていくわけです。 

セミナーは、興味あるコンテンツを聞くだけでなく、そこに来ているセミナー参加者とつながりができるところに大きな魅力がある、と言えましょう。 

これは何もセミナーに限ったことではありません。繁盛しているビジネスは、こうしたコミュニティを意識しているケースがとても多い。

たとえば、あなたがよく行くバーがあるとしましょう。あなたはそこにお酒を飲みに行っているわけではありません。もちろんお酒も飲むのですが、「誰かいるかな」と思って行くのです。そのバーに集っている仲間たちに会えるから行く。 

実際、バーに集う仲間たちでスノーボードに行ったりしてませんか。そのバーは、お酒を売っているのではない、そのバーに集まる仲間、つまりコミュニティを売っているのです。

コミュニティがないと、心地よく過ごせる場がない。孤独にならざるを得ない。結果的に精神を病んでしまったり、自殺にまで至ってしまったりします。逆に言えば、求められているコミュニティを提供することができれば、それはビジネスとして成立し得るのです。

あなたのセミナーを通じて人々が知り合って、コミュニティができあがっていく、それはとても有益なことです。もっと言えば、あなたの得意コンテンツがコミュニティを構築するきっかけを生み出しているわけであり、それが縁結びをしている、ということなのです。

◆セミナーや講演会が一番メインであるのはもちろんですが、別の意味で大事なのが終了後の懇親会です。特に、コロナ禍のときは、懇親会がまったく行われず、そのまま懇親会を止めてしまったセミナーもたくさんあります。

しかし、ここにきて、また懇親会の大切さが見直されています。それは、リアルでなければ新しい人との出会いはない、ということがわかったからです。

いくら少人数でのリモートだとしても、そこで知り合いになって意気投合する、ということにはなかなかなりません。意気投合するには、必ずリアルに会う、ということが必要だということです。

それは、言語的コミュニケーションではなく、非言語的コミュニケーションが必要になるからです。言語的コミュニケーションとは、文字通り言語だけのコミュニケーションです。

非言語的コミュニケーションとは、顔の表情、態度や動作(身振り、手振り、うなづきなど)、話しているときの姿勢、目の動き、声の調子(トーン、早さ)等々です。これらはリモートではなかなか分かりません。

コロナ禍も終わり…
セミナー後の懇親会が、今後ますます必要となってきます。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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