見出し画像

2023年9月定例議会の一般質問の報告(その1)。「防災の取組」について

 名取市議会議員のさいひろみです。

 2023年9月定例議会の一般質問の報告です。
 6月に市総合防災訓練が実施されましたが、意見をいただいたので取り上げました。
 また、医療的ケア児の保護者の方からも、要望があったので盛り込んでいます。

◇ 質問と答弁(概要)

Q:2023年6月に名取市総合防災訓練が実施されたが、課題は。

A(市長):住民の訓練計画への参画まで至らなかったこと。

 6月10日、下増田小学校を会場に実施した総合防災訓練では、新たな取組を取り入れ、千人を超える多くの住民や児童、関係団体の方々にご参加頂いた。
 課題として、地域と連携した訓練を増やすなど、災害時に大きな役割を果たす共助の訓練の充実を図りたいと考えていたが、訓練の企画段階において、新型コロナウイルス感染症の動向が不透明であったため、町内会長等を対象とした説明会は開催したものの、訓練計画への参画までには至らなかったことである。

市長答弁概要

Q:今後の総合防災訓練では、住民参加を強化し、地域防災計画の確認や検証の場とすべきではないか。

A(市長):地域住民から意見を募り、地域防災計画との整合を検証していく。

 今年の総合防災訓練における住民参加の訓練では、例年実施している避難訓練や初期消火、煙道通過訓練に加えて、土のう作成計練や災害用伝言ダイヤルの体験が出来るブースを設けるなど新たな試みを行った。
 今後、より一層訓練の充実を図るため、訓練の企画段階において、地域特性を考慮しながら地域住民が求める訓練や意見を募り、避難者の受付に協力を頂くなど、住民の積極的な参加を促すとともに、地域防災計画との整合について検証をしていく。

市長答弁概要

Q:医療的ケア児者の全数把握に努め、災害発生時に安否確認を行うべき。

A(市長):地域との連携のもと、適切な避難支援に努める。

 現在、市で把握している医療的ケア児23名のうち、「避難行動要支援者名簿」に登録している方は8名である。
 2015(平成27)年7月に策定した名取市避難行動要支援者避難支援計画において、市は「避難行動要支援者名簿」を作成し、地域と連携しながら避難支援体制の整備を目指すこととしている。
 未登録の医療的ケア児者に関しても名簿に登録されるよう努め、災害発生時においては、地域との連携のもと、安否情報の確認や適切な避難支援に努めたい。

市長答弁概要

◇ まとめ

 市議会で防災計画を取り上げることは多いのですが、ホントに実行できるのかな?と思うところがあり、また、訓練当日も指摘があったので取り上げました。
 新型コロナの動き次第ですが、今後は検証していくようなので、都度確認していきます。
 また、医療的ケア児等への対応は、共助に頼らない・頼れないことが多いので、ここについては、今後も継続的に訴えていきます。

この記事が参加している募集

防災いまできること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?