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博士課程の筆記試験の体験記

佐藤ひろおです。早稲田の大学院生(三国志の研究)と、週4勤務の正社員(メーカー系の経理職)を兼ねています。

いまは結果待ち

日曜日は、早稲田の博士課程の筆記試験を受けてきました。
「大学院文学研究科 博士後期課程入学試験」です。
来年以降、だれかが検索してこの記事にたどりつくかも知れないので、受験について記録を残しておきます。※結果が出てしまえば、自分にとってどうでもよくなり、一瞬で記憶から消えるだろう

日曜の朝10時から受験し、15時に終了。
結果発表は、火曜の朝10時です(試験終了の1日半後)。受験者数が多くないので、時間はあまり空きません。もし筆記試験を通過していたら、大学のウェブページに受験番号が記載されます。めっちゃめっちゃ恐い。
筆記が合格したら、木曜日に面接試験。

タイトなスケジュールなので、「筆記試験が終わったが、まだ結果を知らない」という期間は、わずか1日半しかない。それが今です。

はじめに、ぼくの属性を説明します。
べつの大学の学部を卒業したあと、15年ぐらい社会人(会社員)をやっていました。早稲田で科目等履修生を1年やってから、修士課程を一般受験。修士課程を2年で卒業し(見込)、内部進学で博士課程に志願しています。

12月から1月のスケジュール

博士課程を受験するには、修士号が必要。しかし、修士課程を「卒業見込」で受験するのが多いパターンではないか。

ぼくのスケジュールを書きます。
どうせカレンダーは変動しますが、感覚をつかんでいただければ。

修士論文を1月9日(火)締め切りで提出し、1月24日(水)に修士論文の口頭試験を受け、1月28日(日)に博士課程の筆記試験。

修士論文を書き上げる前に、博士課程に出願をする必要があった。いま見たら、11月下旬~12月上旬が出願書類を郵送する期間だった(募集要項を見て振り返りました。忘却が始まっている)。このあいだに修士論文を書き上げているから、そりゃ記憶も消えるか。

出願書類は12月上旬に提出でしたが(12月7日)、修士課程の卒業見込み者は、出願時点でまだ修士論文が手もとにない。
①修士課程を卒業するために論文を提出する締め切り(1月9日)と同じ日に、②博士課程の受験用に修士論文を提出する必要がありました。ただし学内進学に限り、早稲田大学内で修士論文のデータを融通してくれるようで、重複して修士論文を提出する必要はなかった。
ただし、同じ1月9日を期限として、②博士課程の受験用に、研究計画書をデータで提出する必要がありました。

①修士課程の卒業のためには、「修士論文概要書」をつける必要があり、同日に、受験用に②「研究計画書」を提出する必要があった。①卒業用と②受験用は別々です。ややこしや。
※同じ人物の同じ時点の研究なので内容は重複が多くなります

博士課程の受験の準備

受験用の準備は、はっきり言って、ほとんどしてません!

1月9日に修士論文を提出し、翌週以降、自分のゼミや出席をさせて頂いている別のゼミで修士論文で書き上げたことを報告し、先生たちにフィードバックのコメントをもらって、、その勢いで1月24日に修士論文の口頭試験に突っ込んでいったので、未来のことを考えている余裕がなかった。
1月24日(水)に口頭試験が終わって、ようやく「棺の蓋が閉まり、評価が定まった」ところで、その数日後に博士課程の筆記試験です。

ただし、
いわゆる「ノー勉強」で突撃したのとは違う。

修士課程の最後の年の秋ごろ、修士論文に着手するときに、かたわらで過去問をチェックしておき、「博士課程の受験の準備にもなるように、修士論文に取り組む」みたいな両取りを意識していた。
それから、内部進学者だからできたことかも知れませんが、出題者となる先生の授業を受講しておく、というのが最大の試験対策になった(ような気がする)。どのみち修士課程を卒業するためには、たくさん単位を集める必要があるから、隣接分野の先生の授業にも出るでしょう。

試験問題は人間が作るものなので、
・その先生の着任前と着任後の過去問を見比べ
・その分野で出題傾向が変わっていれば
・その先生の問題づくりの傾向が浮かび上がる
と言うことができるだろう。これは不正ではないでしょう。

恐らく大学受験の二次試験などをきちんと分析している予備校の先生は、同じことをしているのではないか。
大学受験と違って「受験市場」が著しく小さいので、だれかに教わることはできず、自分で対策するしかありません。先輩たちにヒアリングするのもいいですね。
※大学院受験の塾もあるらしい。しかし、出題者の先生の授業を履修し、積極的に予習して、直接鍛えてもらうほうが効率がよいと思います。当人が目の前にいるなら、食らいつけばよい。

ぼくは修士課程から博士課程は内部進学ですけど、修士課程のときは、バリバリのトザマで、「ブランク20年近くの中堅会社員」でしかなかったので、科目等履修生を1年挟みました。
※大学院への出席を希望したとき修士課程の出願期間が終わっていた、というのが本当のところですが、結果的に、科目等履修生の1年を挟んでよかったと思っています。

筆記試験の対策は、あらかじめ先生と繋がりを作っておくことだ、という、対策なのか、はぐらかしなのか、よく分からない結論に至ってしまいましたが(おそらく正しいはずです)、

大学院に出願するときに、事前に先生に連絡を取ることの当否について、つぎの記事で考えを書いておきたいと思います。

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