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バズる文章は自分が伝えたいものではない。相手が読みたいものだ。

お客さんにとっての関心は「シューズ」にはなく、「足腰が辛い」にこそあるんだから。そこを徹底的に伝えるべきだと言うわけです。

三宅香帆『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』(サンクチュアリ出版)


毎日のnote生活でこんな気分になったことはありませんか?

「自分の書いたnoteは最後まで読んでもらえていないかも」

「きっと、つまらないnoterだと思われている」

「拡散力がいまいちだ」

だったら、発信力のある人が書いた文章を分析して学んじゃいましょう。

バズる文章の秘密が学べるのが、この本です。


この本のすごいところは、発信力のある人が書いた49個の文章を徹底的に分析しているところ。

冒頭の引用は、ジャパネットタカタの高田明さんのセールストークを分析した一文。

なぜ、高田明さんのトークに多くの人が惹きつけられるのかをわかりやすく解説してくれています。

でも、この本がすごいのはそれだけではありません。

この本がすごいのは、SNSで文章を書いている人の悩みにフォーカスし、それにきちんと応えてくれているところ。

いくら良いことを書いても、読む人が興味を持ってくれなければ誰にも読まれません。

だから、読まれる文章は、自分が伝えたいことはあえて伝えません。

そうではなくて、

徹底的に読む人の関心に応えてくれている。

この本の題名もそう。

noteは書くだけで自分の成長につながります。だって、たくさん書けば確実に「文章が上手くなる」から。

だけど、やっぱり一回くらいバズりたいのが、人の心。

そんな、「バズりたい!」という読み手の心の声に応えているのが、この本の真骨頂だと思うんです。

バズる文章を作りたいのであれば、まずは「読者の関心」に関心を持つこと。

読む人が「読みたい!」と思う文章を今日も考えます。

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