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学ぶときは「何も知らない自分」を知ることが大切だ――「ゼロ」の自分を開く

ものを習うということは、相手の前に、何も知らない「ゼロ」の自分を開くことなのだ。それなのに、私はなんて邪魔なものを持ってここにいるのだろう。

森下典子『日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』新潮文庫


学ぶということは、新しい何かを知ること。

新しいことを学ぶこと自体が、楽しいのだ。

小さな子供を見てみよう。毎日、新しいことを知って、いつも目をキラキラさせている。新しい何かを見つけることを、楽しんでいる。


では、大人はどうだろうか?

大人になって改めて何かを学ぶことは多い。茶道、華道のような伝統的な習い事もあるだろうし、今話題のリスキリングもあるだろう。

大人が何かを新しいことを学ぼうとするときも、きっと子どもと同じようにワクワクしているはず。

でも、どこかで「もう知っているんですけど。」という気持ちが芽生えてくる。

本当は何も知らないはずなのに、なんだか知っているような素振りをしてしまう。

そう思った瞬間に、新しいことを身につけることはできなくなる。

「ゼロ」の自分を開くということは、簡単ではない。

簡単ではないからこそ、この気持ちで学びに取り組むことができたら、得るものは多いはずだ。

「ゼロ」の自分があることに気づくということは、新しい何かを見つけようとしているということ。

今日も自信をもって「ゼロ」の自分を開こう。




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