不安がなくなる不安


不安がなくなると
詩が書けなくなるのではないかという
不安がある
変な不安だ

昨日ネットフリックスで自然に関する番組を見た
コウモリが森を守っていること
トナカイが北極を守っていることを知った
地球のネットワークは地上に生命を維持するために
複雑に結びついている

それについて詩を書いてみよう

【詩をかけない不安に関する詩】

朝痛みと共に起きる
闇の向こうにほんのり光が見える
矢野顕子の音楽だ
矢野顕子は
コウモリのように
森を守っている
坂本龍一はそれを遺言にした
世界は痛みと不安に満ちていて
それは世界を守るために必要である
北極のトナカイが
地球の冷却を守るように
僕の詩や
カールステンニコライの音楽が
この世界を冷却することに
役に立つかもしれない
とにかく
今は読者を増やすことが大事だ
トナカイが群れをなしているように
僕も
仲間を作ろう
そして
その群れの中で
また
不安を感じよう
だから大丈夫
詩はかける


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?