哲学者ひるますのnote

哲学マンガ「オムレット」や哲学対話集「伊丹堂のコトワリ」の著者・ひるますのnoteです…

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哲学マンガ「オムレット」や哲学対話集「伊丹堂のコトワリ」の著者・ひるますのnoteです。過去の「ひるますHOTLINE」の再録や最近の話題を書いていきます。ホームページ「臨場哲学」http://www.hirumas.com/

最近の記事

教育上、よろしくない。

まあ最後まで教育上よろしくない方ですね。 最後まで、というのは、最初からそうだってことですが、 この安倍政権、教育上よろしくないと思ったはじまりは、国会で 「あの人もやってるじゃないか」 という子供が駄々こねるみたいな発言をしていたからですね。 これはもう愕然としたものです。 これ、子供の頃、先生にひどく叱られた発言として記憶にあります。 みなさんも記憶にないでしょうか。 自分の行動を注意されているときに、誰々もやったというのは、どういうことですか! という

    • YouTubeで紹介されてます。

      キンドル&オンデマンド出版の事例として紹介されてます。 本を出したい人はこれがいいと思います。 本のリンクは下記です。

      • 国葬についてのメモ

        この話、どこかで遠い昔に書いたよな……と思ってしらべてみたら、20年ほど前の「臨場哲学通信No68」で書いたことと共通する話でした。 そこでは当時の小泉首相が靖国に参拝するに際して、いろいろと小理屈をこねたり日付をずらすなどの小細工で、当時の常識のなかで「なんの問題もない」としようとしたことに対して、批判をしています。 ま、現在の政権予定であれば、なにをやっても「問題ない」ですまそうとするんですが、当時はまだ可愛げがあるというかなんというか、いちおう小細工はしてたわけです

        • お笑い! 知の巨人(たち)

          「知の巨人」っていったら「タチバナタカシ」です。 といっても、もうピンと来る人は数少ないんじゃないかと心配になりますが、まだ亡くなってそんなにたってないですよね。。。 なんていっても、タチバナタカシといったら、いまや「N党々主」の方が有名ですからね。 タチバナタカシと聞いて、立花隆、と思い浮かぶ人がいても、「じゃなんで立花隆が知の巨人よ?」と聞かれて、即答できる人はほぼいないんじゃないですか? 時代の雰囲気ってやつですかね……。 少なくとも、私は、この人をまったく評

        教育上、よろしくない。

          民主主義への挑戦?

          民主主義への挑戦、、、って言葉をよく聞くようになってしまった。 めっちゃ違和感のある言葉です。 わかってるの?民主主義。 私的にはこれまで「民主主義」についての漫画を描いたり、先だっての「伊丹堂のコトワリ」という対話集でも民主主義について書いたところでした。 そんな私にしてみれば、「民主主義への挑戦」というのは、どっちかといったらいい意味、すなわち、「民主主義を実行することへの挑戦」という意味になります。 ようするに、民主主義とは日々の実行である、という小室直樹さん

          民主主義への挑戦?

          哲学はすべてを解決する?

          結論からいうと、まあそうでしょうね。 哲学をすれば、すべて解決だ!ということ。 ほんとかよ、と問う人もいるでしょうが、まあホントです。哲学するならば、人のなやみはたちどころに消え…ということはないですが、解決に至ってしまうのが哲学というもので、そうでなければ、それは哲学ではなかった、というだけのハナシ。 あ、なんかダマシが入ってます? 解決すれば、それは哲学で、解決しなければ、哲学ではなかった、って、それはズルイでしょう、と。 まあ、つまりは結果論です。 先に「ひ

          哲学はすべてを解決する?

          知られざる哲学書というか『オムレット』について。

          『伊丹堂のコトワリ』絶賛発売中、ですが、この本が『オムレット』というマンガの続きであることは何度か書きました。しかし、その『オムレット』については、詳しく書いてませんでしたので、ここでちょっと覚書的に書いておきたいと思います。 まず、この『オムレット』が発行されたのが、忘れもしない1999の年、1月15日で、当時は「成人の日」でした。それは関係ないような関係ある話でもありますが、それは置いといて、この『オムレット』、著者は「心の科学研究会GNC」と、マンガは「ひるます」とな

          知られざる哲学書というか『オムレット』について。

          こどものための哲学

          こどものための哲学。 NHKのfor schoolで配信されてる番組です。 こういう「子どものための」ってのは、昔からよくありますけど、これが面白いのは、自分たちでワークショップをできるってところでしょう。 ワークシートもダウンロードできます。 番組を見ていると、それ、哲学なのかと思うところもあるけど、けっきょく、この監修者の河野哲也さんの本などによると、自分の頭で考えるってことが哲学ということのようだ。 自分の頭で〜ってのも、よくいうことだけど、ここでは「対話でとこと

          こどものための哲学

          伊丹堂Tシャツ販売開始しました。

          めでたくも、伊丹堂Tシャツとトートバックが発売となりました。 トートパックはなんとブラックも選べてかっこいいです。 伊丹堂の世の中に喝を入れるような眼光を身にまとい、世の中に「否」と背を向けたい人、じゃなくても、みなさんぜひお買い求めください。

          伊丹堂Tシャツ販売開始しました。

          モワ・ズバを考える

          モワ・ズバ、ご存じだろうか。 いや、ご存じないでしょうね。 ネットで検索しても出てこない。 その言葉がはじめて発せられた日は、私のホームページのとある記事に記されている。 それは2000年3月24日。 それは私がその記事を書いた日なので、実際にその言葉が発せられたのは、それより前の日付なのかもしれないが、まあ二、三日の誤差です。 それはいまや懐かしい「Zoomイン朝!」というテレビ番組。そのイチコーナーで、これも懐かしい「チョコエッグ」と食玩の菓子がとりあげられてい

          モワ・ズバを考える

          「伊丹堂のコトワリ」Kindle版発行の経緯

          さて、このたび発行の運びとなった「伊丹堂のコトワリ」の発行の経緯、ということなんですが、その元になった『オムレット』から話すと長くなりますので、そちらは割愛します。 とにかく『オムレット』の後は、インターネット上でエッセイ的なものを書いていたんですが、そのうち『オムレット』の中でやっていた「伊丹堂の蛇足」という、伊丹堂と獏迦瀬の対話という書き方が気に入り、これの続きとして「倫理ってなんなんだー」を書いたのが、2001年。 いまから思うと『オムレット』から、その続きのエッセ

          「伊丹堂のコトワリ」Kindle版発行の経緯

          【復刻】ひるますは如何にして哲学者となったか?の巻

          復刻シリーズ第二弾 【2005年03月05日】  そう思っている人はほとんどいないのが難点だが、わたくし、ひるますは、前回紹介した『オムレット』の著者であることからも明らかなように、実は「哲学者」なのであ〜る。だからなんだということではないのだが、今回はこれをネタに、ちと書いておきたい。  まずそもそも哲学者とはなんなのか?、人は大学の哲学教授やいわゆる思想・評論家を哲学者と思うようだが、これは「哲学者」ではない。これを言う人はけっこういて、哲学という学問をやっている学者

          【復刻】ひるますは如何にして哲学者となったか?の巻

          【復刻】オムレット誤植?大暴露大会の巻

          こんにちは! ってことでこのたび新しくnoteを開始させていただきます。 このたび私の著書である「伊丹堂のコトワリ」が刊行されましたので、プロモーションをかねてこちらに書かせていただきます。 その本はこちら↓ 「倫理とは」「正義とは」「美とは」の三本立てで、非常にタイムリーな哲学本となっておりますので、ぜひご覧ください。 ちなみにこの本、先行する「オムレット」というマンガの中の登場人物が語り合うという構成の漫画ではない本なんですが、私の過去のブログ(ひるますHOTLINE

          【復刻】オムレット誤植?大暴露大会の巻