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【川崎駅 ランチ裁判】判決 リピ希望95%「鶏白湯ラーメン ようすけ鶏煮亭」


『ファシズム化するラーメン屋の在り方に一石を投じたお店』


ラーメン店にさほど詳しくない私は、ドトール川崎アゼリア店にて友人と「最近うまかったラーメン、ぶっちゃけどこ?」議論をしていた際、「ファシズム化するラーメン屋の在り方に一石を投じた店舗」として「ようすけ 鶏煮亭」さんを紹介した。

というのも・・・、

個人的に思うのが



「〇〇系」ラーメン店をよく見かける。



聞いてもないのに〇〇系とわざわざ書いているお店をよく見かける。

しかも、
〇系は赤色の看板、
〇系は黄色の看板、

看板の色で何系かを連想させようとしているのだろうか?とさえ思うほどに〇〇系ラーメンの看板がサブリミナルで私の目に入ってくる。

その手のお店は「ただラーメンを集中して食す場所」としての店舗設計がなされ、カウンター席と椅子が無骨に並ぶお店が多い。

麺の硬さ、油の多さなどの独自注文ルールを掲げ、客は即座に正しく注文しなければ、強制追放されることさえある・・・

というSNSの投稿を興味本位で何度も見続けていると、過激派〇〇系ラーメン店は何か大きな権力で支配され、ラーメン屋の在り方が確立されつつある・・・イタリアのファシスト党ならぬ、ラーメンの〇〇系ということか!!!

などとラーメン店素人系の私は妄想してしまい、怒られるのが怖くて本気度高めのラーメン店を敬遠してきた人生だった。

だが、無職となり、
暇人になった私は・・・

友人などと昼ご飯を食べる機会が増え、
友人と訪れたあるラーメン店を訪れて重要なことに気づいた。



ラーメンは、やはり旨い。



わかってはいたけど、改めてラーメンは旨いし・・・

本気度高い店が必ずしもファシズム化しているわけではない・・

とわかり始めてはきた。

だが、やはり怖いイメージは完全に払しょくされたわけではなく。
初見のラーメン店には、なるべく友人同行にしている。

そんな私のラーメン店バイアスを良い意味で裏切ってくれたのが「ようすけ 鶏煮亭」さんである。

川崎駅を東口から出て、地下へ入り39番出口から出て市役所方面へとまっすぐ進み、第一京浜の交差点を渡るために大きな歩道橋を渡りきったあたりに、こちらの店舗がある。

オープン時間が11:30のようで、ちょうど開店前のタイミング。
先客4人がお店の前で並んでいた。

店頭には並び方なる看板が掲示されていたので、私は⑤の場所で待とうかと思ってたら、店員氏がお店のシャッターを上げ始めた。

急いで店頭看板でメニューをチェック!!

こちらのお店は鶏白湯らーめんがメインのようだ。
醤油、あっさり、辛味噌などもあったが、ここは・・・

【注文内容】
・特製濃厚鶏白湯ラーメン 1,100円
・小ライス 100円

「奥から順番に詰めて座ってくださ~い」

入口の券売機で券を買っていると、何度か店員から順番に詰めて座るよう案内がされた。
詰めて座る、これがお店のしきたりなのだろう。

チケット購入後、店員の指示に従ってカウンター席に座り、チケットを店員に手渡す。特に麺がどうとか、油がどうとかのやりとりはない。

調味料に目をやると、塩、しょうゆ、酢、胡麻、辛味、胡椒などの調味料が置かれていた。ニンニクはない。

また、味変にはレモンがお勧めで店員に言えば出してもらえるらしい。

何で味変しようかなぁ・・などと考えていると間もなく着丼。

特製は鶏チャーシュー4枚、煮たまご2個、穂先メンマ、玉ねぎみじん切、白ネギ、海苔3枚が盛り付けられていた。

まず、スープを一口・・・


濃厚でうんめーーーーーーい(゚д゚)!


最近の私は、旨い食べ物との出会いはまさに運命と考えている。

よって、心の中で「うんめーーーい(運命!)」と叫ぶことにしているのだが、このラーメンにも運命を感じた。

マジでウマいよ、鶏白湯・・・

私が愛する天下一品も確か鶏ガラスープだったと思うが、もしかして私は鶏白湯が好きなのかもしれない・・・

とにかく、旨い。

麺は食べやすい細麺。
濃厚スープが程よく絡まっていて・・これまた運命ーーーー!!

味変には自家製辛味を選択しましたが・・・




辛味、メチャうんめーーーーーーーい(゚д゚)!





実は、おいしくて夢中になってほぼ食べ終わりのタイミングで味変を思い出しており・・・なぜもっと早く味変をしなかったのか・・・と後悔。。。

辛い味が好きな人は半分ほど食べたところで辛味味変がおすすめです!

あと、ライスとの相性はどうか?問題については・・・
好みの問題ではあるが、リピートするならライスなしかなと感じた。



さて。



ここまでなら普通のおいしいラーメン店の話である。

だが、


こちらのお店は「ラーメン店とは、こうあるべき」というファシズム化された世界観からは完全に逸脱しているのだ。


まずは、いくつかの店内画像をご覧頂こう。









ここ、川崎ディ〇ニーランドですか?








店内の至るところに、千葉県のねずみ王国に行った者しか手に入れることができない形跡が・・・

実は、元カノがディ〇ニーマニアで20年前の2003年から3年間、2パーク年間パスポートを持たされ、土日に通わされた過去が私にはあります。

食べている最中、2003年に20周年記念イベントのBGMが流れていましたが、恐らくマニアにしかわからない笑

麺を茹でていたマスターらしき人は、キビキビと厳しい表情でラーメンを作っていたが、超ディ〇ニー好きなのかと思うと・・・

なんだかほっこり(^▽^)/

うん、気持ちいい。

ここまで振り切って、ラーメン店あるあるを覆してくれると。

鶏煮亭という屋号も、トリニティにかけてるのかな?

うん。もうね、サイコーですよ




ということだけでは、ありません





実は、オープン直後の店内は





ピリピリムードだったのです





ピリピリムードを作るのは、やはりお店のトップ、マスターでした。

「奥から詰めて座ってください」
「いらっしゃいませー、二名様?食券を買ってそこでお待ちください」
「続いて2名様?歩道橋側に沿ってお待ちくださーい!」
「2名様?バラバラなら座れますけど、待ちます?なら、その壁沿いに並んでくださーい」

ラーメンを作りながらも、マスターは来店する客ひとりひとりに細かく待ち方、待つ場所を指示を出します。

その語気もやや強めで、ラーメンよりも並び方への意識が強いの?と思わせるほどでした。

よほど、ヘンな待ち方をされたくないのでしょうか・・・?

食後、店を出て改めて店頭に掲示された<並び方のお願い>看板を見ると非常に細かく指示が出されていました。

この看板は店頭に2つ掲示されており、かなり客への周知を意識しています。

しかもこの看板、素人がワードで作ってパウチしたテキトーな代物ではない。明らかに業者に依頼して作ったものです。

なぜ、このような行動になるのか。それには必ず理由があります。

余計な詮索はしませんが・・、

夢と魔法の王国から一歩出ると、現実社会の諸問題があり、懸命に諸問題への対策を講じながらも、激ウマな鶏白湯ラーメンを生産し続ける名店が確かにここにはある、ということです。

【ランチ裁判 判決】

・リピ希望95% ぜひとも再訪したいレベル
・コスパは可も不可もなくレベル
・鶏白湯が好きな人はきっと満足頂ける味
・すでにもう一度食したいと思ってしまっているので中毒性高め
・恐らくトイレはない??

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