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映画、写真、建築、アート、旅、パリ好き。 現在アメリカNY在住。 中学時代より映画好き…

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映画、写真、建築、アート、旅、パリ好き。 現在アメリカNY在住。 中学時代より映画好き。特にアート/インディーズ系、クラシック映画を好む。英語堪能、仏語中級。 ニューヨークの日々や旅の記録、見た映画について感想・批評を綴っていきたいと思っています。

マガジン

  • Journal in NYC -ニューヨーク生活の記録-

    拠点としているアメリカ・ニューヨークの日々を写真と共に綴ります。

  • Journal à Paris パリ滞在記

    2022年8月、3週間にわたるパリ滞在の記録です。

  • EIGA MANIA 少々マニアックな映画批評

    EIGA MANIA エイガ・マニア 少々マニアック、時にメジャーな映画批評・感想を綴っていきます。

最近の記事

誕生日にもらって嬉しかったのは

40半ばにもなると誕生日は少し憂鬱だ。取りたくない歳をまた一つ取ってしまった、という無念さの方が強い。ただ特別な日であることは間違いない。いつもの1日とは違う、自分のための日。いつもより丁寧に、大事にその1日を過ごそうとする。 今年の誕生日は不穏なスタートを切った。まず朝一番、夫が内緒でハーゲンダッツのアイスクリームケーキをオーダーしていたと知り激怒する。別にハーゲンダッツがまずい訳ではない。よく1ドル前後で売られている小さなカップのハーゲンダッツを食べたりする。特に日本で

    • サンクスギビングはたこ焼きで

      アメリカの代表的な祝日の一つが毎年11月の第4木曜日に行われる、感謝祭(サンクスギビング。)元はイギリスから移住した清教徒たちが秋の収穫の感謝を祝う日として設けられた。今では家族や友人が集まってご馳走を食べ、天からの恵みや家族の絆などに感謝する日として祝われている。 12月25日のクリスマスも大きな祝日の一つだが、多民族国家であるアメリカではキリスト教以外の宗教を持つ人も多いので、祝わない人もいる。その点、感謝祭は誰にでも開かれており、アメリカで最も人気のある祝日と言っても

      • ブルックリンのハロウィーン

        アメリカに住む子供達にとって一年で一番楽しみな日は、誕生日とハロウィーンと言っても過言ではない。9月半ばに入ってから5歳児の息子は毎日「明日ハロウィーン?」と聞くようになった。今年はスパイダーマンになる、と言って張り切っている。7歳の娘は3年連続で『アナ雪』のエルサだったが、流石に今年は飽きて何になろうか迷っていた。結局友達から借りたドレスを着てプリンセスになるようだ。 早くも9月の終わりからハロウィーンのデコレーションがあちこちで始まる。私たちの住むブルックリンの地域は子

        • Bernd & Hilla Becher 回顧展 @ The MET

          「工場萌え」という言葉がある。今から15年ほど前、日本で流行り、工場好きな人のために様々な見学ツアーが企画され、工場の外観や内部を写しだす写真集が売れた。その頃アメリカにいた私はただ様子を眺めていただけだったが、自分も「工場萌え」の一人だと確信していた。小さい頃から工場を訪れるのも外から眺めるのも何故か好きだったからだ。 ニューヨークにあるメトロポリタン美術館の2022年目玉の展示の一つがドイツのコンセプチュアル・アーティスト及び写真家であるベルント & ヒラ・ベッヒャー

        誕生日にもらって嬉しかったのは

        マガジン

        • Journal in NYC -ニューヨーク生活の記録-
          21本
        • Journal à Paris パリ滞在記
          22本
        • EIGA MANIA 少々マニアックな映画批評
          1本

        記事

          最高の写真を撮るカメラ

          いい写真に出会った時、どのカメラを使ったんだろう、と知りたくなる。いつもハッと目を引く美しい写真を撮る知人はライカQを愛用している。私もライカを使えばもっと写真が上手くなるかも、と思うが50万円という価格に尻込みする。 ビデオ制作を仕事としている同僚の多くはSONYのαシリーズを所有している。大抵がCANONからSONYに鞍替えし、SONYカメラのコンパクトさと画質の良さを絶賛している。確かに同僚達の動画を見て、自分もSONYに鞍替えしようかな、と思う。 所属する職場の写

          最高の写真を撮るカメラ

          それでも息子にサッカーさせたい?

          息子にはサッカーをして欲しい。そう思っている親は多いと思う。私もその一人だ。サッカーの試合はワールドカップで日本チームが出た時、お祭り騒ぎに便乗して見る程度だし、ルールも知らない。ボールが転がっていても、蹴ろうともしない。それなのに、息子にはサッカー、なのである。 サッカー少年は得てして爽やかだ。チーム競技なので社交性もある。勝って喜んだり、負けて悔しがったり、スポーツを通して喜怒哀楽を経験し、人間関係を学び、スポーツ以外の場でも勝負に挑める人になって欲しい。辛抱強く練習に

          それでも息子にサッカーさせたい?

          いいビデオ作品を作るには

          ビデオ作りは奥が深い。短編のドキュメンタリーを作る仕事をしているが、上司や同僚から「登場人物に密着し、物語性のあるビデオを」と要請される。私の所属する大組織の広報部では予算削減が激しく、数年前から製作費はゼロだ。ニューヨーク以外の場所で新しいコンテンツを作るとなると、資金のある他部署や他機関からの出資が必要となる。当然出資先のプロモーションしてのビデオが作られる。 今年5月、ある基金が出資してくれたお陰で、ウガンダに撮影旅行に行った。基金が欲しいのは2、3分のSNS用のビデ

          いいビデオ作品を作るには

          誰のための教育?

          「ブルックリンの中学校は良くないから、また引っ越さないと。」先日、5歳児の息子の為、マンハッタンからブルックリンに引っ越してきた親御さんがそう言った。私たちの住むブルックリンの15地区は評判の良い小学校がいくつもあり、何校か成績優秀な中学校があった筈だ。それがコロナ禍の2020年以降変わって来ているらしい。 2020年まで公立中学校は、小学校4年生の時の統一テストのスコア、成績、出席日数を基に生徒を選抜していた。よってこの地区では評判のいい3校くらいに志願者が殺到し、優秀な

          誰のための教育?

          国連総会のミッドタウン

          国連総会真っ只中のミッドタウンは忙しい。コロナ禍で2年間総会はオンラインで行われたが、今年は対面で行われている。コロナ前の交通規制は厳格で、目的地に辿り着くまでグルグルと蛇行させられたが、今年は緩和され移動もスムーズだ。今日はバイデン大統領が演説し、ゼレンスキー大統領がビデオで登場する。総会の中でも最も注目度される日だ。 総会開催に合わせて大規模なデモが行われることもあるが、今年は見受けられない。バイデン大統領の来訪に合わせて「バイデン、第3次世界大戦に突入するな」という趣

          国連総会のミッドタウン

          激務な一日

          9月20日 火曜日。職場では今週が1年で最も忙しい週だ。私は特別な仕事を課されていなかったので、いつも通り仕事をこなす予定だったが、昨日急遽大きな仕事を任された。世界的に有名な活動家のインタビュービデオをSNS用に編集する仕事である。 朝から38ギガもある大容量のビデオをダウンロードし、インタビューを見てどの部分を取捨するか決める。SNS用のビデオは1−2分、インスタグラムのリールやTikTokのビデオは1分以内なので、どこを切り取るかいつも悩むところだ。インタビューの画像

          激務な一日

          夕方の俄か雨

          9月19日。月曜日の朝はいつもだるい。とりわけ昨日の夕食はラーメンだったので、身体が重い。歳のせいか、体質のせいか、むくみが中々取れなくなっている。翌日のパフォーマンスに影響してくるので、夜は塩分控えめがいい。 というわけで、朝はあまり仕事に集中できなかったので、午後図書館に行って挽回を図る。図書館はスタバほどクーラーが効いてないし、飲み物を買う必要もないからお得だ。他のリモートワークらしき人々と同じ机で仕事をして約2時間。息子のお迎えのため席を立つ。 外に出ると思いがけ

          夕方の俄か雨

          ブルックリンのサンセットパーク

          9月18日。日曜日。お昼頃友人が住むブルックリン南部のサンセットパークに行く。サンセットパークは実際の公園の名前であると同時に、公園の周り一帯を表す地名でもある。この地区はブルックリンの中華街として名高い。ニューヨークにはマンハッタンの南、クイーンズのフラッシング、そしてブルックリンのサンセットパーク、と三つの大きな中華街がある。地下鉄の駅を降りると中国語の店の看板が目立ち、行き交う人たちも中国系が多い。 サンセットパーク公園は丘のようになっていて、頂上からはマンハッタンの

          ブルックリンのサンセットパーク

          ブルックリンの日本語学校

          9月17日。土曜日朝、上の二人の子供達はブルックリンの日本語学校に通っている。生徒の殆どがアメリカに永住予定で、片親が日本人以外の子供も多いため、継承語としての日本語を教えている。文部省指定の教科書を使うことはなく、独自の日本語教育プログラムを開発し、「日本語を楽しく学ぼう」をモットーとしている。先生方の多くがプロの教員ではなく、生徒の親御さんで、ボランティアの方々が学校を運営している。 うちの場合、夫も日本人なので、家で使う言語は基本日本語だ。しかし子供達は現地校で一日ほ

          ブルックリンの日本語学校

          穏やかな金曜日

          9月16日。金曜日は大抵朝から何だか嬉しい。今朝は息子を送った後、娘と上の息子が通う公立小学校の朝食会に出る。今年キンダーガーテン(5歳児クラス)に入る子を持つ親の顔合わせの場所だ。遅れて行ったら校長先生、副校長先生、PTAの方々のスピーチが行われていた。皆とても優秀そうで、やる気に漲っている感じだったが、全員白人女性(一人アジア人と白人のハーフの方)なのが気になる。この学校は75%位の生徒が白人の学校だから必然的にそうなるのかもしれない。だからといってPTAに立候補しようと

          穏やかな金曜日

          夜のオペラ講座

          9月15日。思わず朝寝坊。息子の保育園への送り届けが遅れ、インターフォンを押して事務の人に迎えに来てもらうが、いつもとは違う様子と人なので息子は泣き出す。せっかく昨日泣かずに園に行けたのに。ごめんよ、息子。 今日もオフィスで仕事。朝立て続けにミーティングをこなし、午後は上司と話す。不当と感じた採用結果について1時間以上話したが、あまり話が噛み合わない。一緒な部署で働いているのに、私が見ていた世界と彼女が見ていた世界は全然違う。そして人当たりが良く、色々褒めてくれる彼女だが、

          夜のオペラ講座

          ホットデスキングの1日

          9月14日。今朝保育園に預ける時、5日目にして初めて息子は泣かなかった。少し泣きそうになって、口を「へ」の字にしていたが、耐えた。先生に連れられて部屋に入っていく小さな後ろ姿を見送る。 昨日はリモートワークで自宅から半径1.5キロくらいの範囲で行動したので、今日は気分転換も兼ねてオフィスに行く。1時間弱かけてマンハッタンのミッドタウンにあるオフィスに到着。夏休み明けで久々のオフィスは新鮮に感じる。皆週2回以下の通勤なので、オフィスは空いており、開放感がある。数年前から職場は

          ホットデスキングの1日