見出し画像

Day3 | 築地場内

築地場内の朝は早い。
明け方頃の活気ある賑わいを見ると、ここは普通の社会とかけ離れてるのを実感する。
築地内はたくさんのターレーと発泡スチロールが行き交い、まるで異世界のよう。

競り場の見学をさせてもらうために5時に待ち合わせ。
「築地来たし、どうせなら何か見たいでしょ?」って言ってくれて、付き合ってくれるみなさんの優しさのおかげ。

今の時期はそんなにたくさんの競りはやってないらしいけど、それでもウニとかハモはやってるからと見学させてもらえることになった。荷受け担当の坂井さん、色々手続きしてくれてありがとう。

しばらく東京には来れないだろうから、築地で見れる最後の競りになるね。
初めて見る競り、どんな感じなんだろう。

実際に競りを見てみると、何言ってるのか全く聞き取れない。
これ、どうやって解読しているのだろうか。手の合図はまだよさそうだけど、口で言ってるのは全部聞こえないでしょ。しかも暑い。

競りを見ながら汗をかきまくってるところで第一低温卸売場、通称「低温」と呼ばれる場所に移動。とっても涼しくて、汗が一気にひきました。むしろずっといたら寒いやつ……。

うちの雇い主兄弟が他の産地の牡蠣を見ながら色々と話しているところを聞いていて、やっぱり学びは多いなって感じました。

てか、当たり前だけど許可がないとここまで入れてもらえないからね。今のところただの従業員の私には築地内部の繋がりも全くないから、ここに来れたのもやっぱりみんなのおかげとしか言いようがないよね。みんなありがとう!!

いつかはそれなりの人になりたいもんじゃ!!

てかここで何枚か写真を挟むけど、築地内は撮り甲斐あるような写真撮れる。味のある建物と職人たち。
いや〜〜よすぎるね〜〜。

これ、豊洲になっちゃうのもったいなく感じてきちゃうやつ。

9時頃から3ヶ所目の卸先に挨拶。
割と本音トークな内容を聞けたので、生産者の技術の底上げ大事だなと実感しました。とりあえず、お隣の地区に負けないぞ。

そしてそのまま建物内を歩いて、1日目に会食をした卸先へ。

(歴史を感じる建物内、ここは社食らしい)

全然関係ないけど、私よりも少し若い荷受け担当の方は家で熱帯魚とトカゲ、鳥を飼っているらしく、そろそろハリネズミも狙いたいそう。
単にそういうのが好きなだけなんだろうけど、なんだか闇が深そうに見えてしまった。てか、ハリネズミって家で飼えるのだろうか?

大体はごはん食べながら話したから、今回は豊洲移転の話。
話を聞いてると、豊洲への不安しかない。大丈夫なのだろうか。
現場的にはかなり問題の多い構造になってるらしく、しばらくは渋滞と混乱がすごそう。(いろんな想定はしてるけど、そのときになってみないとわからないことばっかりらしい)

基本的に現場の人間たちが使うのだから、その人たちがやりやすいような意見って反映ってされないものだろうか。お役所仕事的。

10月の豊洲移転付近は様子を見ていくしかないんじゃろな。

一ノ関から陸前高田までの車で、振り返りと生産者会議。殻付き生産者4人で今度集まる話と、こうしたほうがいいんじゃない?的な話で、いつの間にか高田着いてた。

世間様からいい評価をいただけるように、これからも手間暇惜しまず日々精進ですね。努力!

3日間、案外長いようで短かった〜。
いつもの海のちかくに戻れたのうれしや〜。

明日から普通に海の仕事があるのでたくさん寝て体力戻しつつ、家でちょこちょこ事務仕事もこなしていきましょか〜。

あと、家の掃除せねばや。
週末に東京から先輩来るのに部屋片付けてなくてまじでやばい。やばい。


私のnote、読んでくださってありがとうございます。 もしも「いいな」と思っていただけたら、感想と一緒にRTやシェアしていただけるとうれしかったりします。。