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石垣島 ソロ活は楽しく暮れてゆき 5

民宿はおもしろい

さて。
今日で旅も終わり。夜には家です。
部屋を片づけ、ごみをまとめ、荷物をまとめて。荷物、これが多いんだ。
半袖、長袖、カーディガン、とかあるのはともかく、札幌で着るコートとかブーツとかもあるので。新千歳空港で預けていこうと思っていたのに、預けるところが20時までしかやっておらず、わたしはなんだかんだで21時過ぎにしか取りに行けないことが判明。
仕方なく、持ってきたのです。
だからもう、荷物なんて重いこと。

民宿の居間
福助さん
部屋の鏡

宿を出発しようと宿のご主人のおじいちゃんに、電話することにしました。なにかあったら、ここに電話して、と壁に貼られた番号を教えられていたので。
電話すると、
「この電話は現在使われておりません」
とアナウンス。え?いや、それじゃ困るの。お金は先払いだから、勝手にも帰られるけど、問題はこの重い荷物。荷物をあの狭い階段から降ろせないのよ、わたしだけでは。
そうか、頭に0をつければいいんだ。
わたしは0をつけて電話してみました。
「この電話は現在使われておりません」
また?じゃ、どうしろというの。
わたしは階下へ行き、電話番号か、あるいはおじちゃん本人を探しました。
そうしたら、玄関に電話番号が貼ってあるではないですか。これだ、と思い
電話しました。
「この電話は現在使われておりません」
あちゃー。しかし、このくらいではくじけない。
わたしは、この電話番号にも頭に0をつけてかけてみたのです。
そうしたら。無事電話がつながったのでした。
わたしはほっとしたので、部屋の鍵が壊れていることも、電話番号がつながらないことも言わず、にこやかに
「お世話になりました。ありがとうございました」
と宿を去ったのでした。
なんともおもしろい民宿でした。
また、来てもいいかも。そんな機会ないか。

石垣島鍾乳洞

宿を出てから、荷物は離島ターミナルのコインロッカーに預けて、石垣島鍾乳洞へ行きました。

洞窟って不思議な気持ちになります。
光のないところを水音を聴きながらいきます。

わたしは言葉もなく、ただ歩きました。自然はどんなかたちにもなる。
そういうことを噛みしめて、洞窟を出ました。

その後、みんさー織工芸館で、みんさー織の体験をし、コースターを一枚織りました。それからは帰途につくべく、石垣空港へ向かいます。


 




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