昨年（2019年）の秋ごろから、私はゴルフを始めました。
きっかけは健康増進と人生100時代に長く楽しめるスポーツならゴルフがぴったりだと思ったからです。
(^^♪。

何度かコースに出てみると欲が出てきて、
「もうちょっとスイングも良くなって、スコアも伸びないものかね」
と、とうとうこんなDVDまで購入して「勉強」を始めました。

自分の娘くらいにあたる渋野日向子さんは、2019年全英女子オープンで優勝し、日本人としては42年ぶりのメジャー制覇をするという快挙を成し遂げまられました。
このDVDは、その時の試合がダイジェストに収まっているものです。

本来、このDVDは自分のゴルフの参考に見てたはずなのですが、途中から気になって仕方がなくなったのが、しぶこさんにキャディーとしてついていた青木翔コーチでした。

青木コーチのどこが気になったのか？

常ににこやか‥だけでなく、
時折、選手のしぶこさんより「ガハガハ」笑っている。

「ゴルフって、なんか厳粛なイメージがあったけど、
こんな国際大会で大口開けて笑っていていいのかな～？」
初心者にも関わらず心配になったくらいです。

しかし、このコーチにささえられた渋野日向子さんは、初出場にも関わらず、大御所選手ひしめくこの大会で接戦を制して優勝されました！
最終パットが入ったときの喜びの笑顔は、ゴルフにそこまで関心のない方にも記憶に残っているのではないでしょうか？

しぶこさんと青木コーチの二人三脚を見ていて・・・
あー、こういうシーンって昔もあったな！！
とあるシーンを思い出しました。


シドニーオリンピック女子マラソン優勝の高橋尚子選手と小出監督です。

小出監督も「ガハガハ」とお笑いになっている姿をよくメディアで拝見して、破天荒な監督だな～と明るい気分になった記憶があります。

渋野日向子さんと高橋尚子さんは、始めは目立たない選手でしたが、監督・コーチとの出会いで、めきめきと実力を伸ばされたという共通のストーリーがあります。

二組の写真を見ていると、監督・コーチが「ガハガハ」笑顔でいることで、選手がつられて笑顔になっているようにも見えます。

この監督・コーチの笑顔の理由はなんでしょうか？

選手の緊張感を和らげるために？
試合を俯瞰して見れているから余裕があるから？
選手と同等に試合を楽しんでいるから？

笑顔の理由はひとつではなくたくさんあると思います。

私は、
「今までの練習の過程で育まれた二人の信頼感」が笑顔の湧き出る源泉なんじゃないかと思いました。

選手と監督・コーチは順調にトレーニングが進んでいるときもあれば、
心身ともにつらい場面もあったはずです。

そこを一緒に乗り越えた信頼感。
信頼感は選手の潜在能力をも引き出すのでしょう。
また信頼感から湧き出る笑顔は、それを見ている人の心にまで響きます。

そしてこれはビジネスシーンにも当てはまると思います。
上司と部下の関係性も、仕事の過程の中でどのように信頼感を築いていくのかが、本当の課題になっていることがあると思います。

スポーツ界の監督やコーチから学べるところはたくさんあるな～
と感じました(^-^)。

さて、DVDはゴルフスキルと違うところばかり見ていたので、もう一度見直しです。
でも、素敵な笑顔のおふたりを見ていて爽やかな気持ちになりました。

また、ゴルフの神髄ともいうべき「強靭なメンタル」とはどういうものかが初心者にもよ～くわかるDVD試合観戦でした。
(*´ω｀)。

＊渋野日向子さんのコーチである青木翔さんが、コーチとしてどのように指導をされたのかを書かれた著書もあります。
スポーツだけではなくビジネスにも役立つ内容でした。