見出し画像

J-JUN「日本活動における3つの壁」(前編)

今回の記事は、デビュー20周年を迎えて、ジェジュンが日本で「誰もが知っているジェジュンになりたい」と話した「誰もが知っているジェジュン」になるために越えなければならない3つの壁について書きました。
内容的には、仕事柄、知り得た事実や情報を元に作成している部分があり、また、評論家としての見解を述べて、読み応えのある記事にまとめています。その為、長い記事になりましたので、前後編に分けて公開します。
前編の冒頭部分だけ、公開します。



日本で誰もが知り得る存在になるための前提条件


今年デビュー20周年を迎えて、1つの節目になる彼ですが、日本に於ける認知度は、一般的と言えるまでには至っていないという印象を持ちます。

「誰もが知るジェジュン」

これは、彼自身だけでなく、ファンも同じ気持ちではないでしょうか。

三浦大知は、彼がメディアに出て、少しずつ認知されるようになるまで、かなりの年数がかかりました。
圧倒的な実力を持ちながら、ソロアーティストとして「誰もが知る三浦大知」になるまでには、ずいぶん、時間がかかったのです。
それが、最近では、「三浦大知」と言えば、誰でも知る存在になりました。
朝の連ドラの主題歌『燦燦』での起用が大きいですが、その数年前から既にその兆候は見られていたのです。
その頃、三浦大知のファンは「以前は、チケットが取りやすかったけど、最近は取るのが大変。みんなが知ってくれるようになって嬉しい反面、ライブに行くのが大変になって、前の方が良かったかな、と思う」と笑いながら話してくれたのが記憶に残っています。
そのチケットは、『燦燦』のヒットによってさらに入手が難しくなっているかもしれません。ファンにとっては、嬉しい悲鳴、ということになります。
今は確実に「誰もが知る三浦大知」になったのですから。
名前がわからなくても、「朝の連ドラの『燦燦』歌っていた人」「踊りがめちゃくちゃ上手い人」と言えば、大概の人がわかります。
どの世代も男女に関わらず、知っている存在。
アーティストとしての実力を認めている存在。
これが日本に於ける「誰もが知る存在」です。

ここから先は

4,346字

¥ 1,100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?