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学ぶ楽しみを邪魔しないで

教師ができることなんて、たかだか、出会いの世話くらいだ。そして、その世話こそが貴いのだ。その出会いで何を理解したか、何を得たか、何を身に付けたかなんてことを、いちいちチェックし、いちいち評定する必要はない。
それぞれの子が、その子なりにそれぞれの学びを得るのだ。教師が一度教えたら、その一度で全員が全部を完璧に理解し、完璧に習得するなんて、考えないほうがいい。
子供の中には、教師以上に理解し、教師以上に習得する子がいるだろう。そんな子がいても一向にかまわないのだ。それ以下の子がいても、一向にかまわないのだ。子供一人一人、自分のやり方で、自分のペースで学ぶのだ。そうして、一人一人が自分流に成長するのだ。その成長を、教師がすべて評価する必要はない。しようとしても不可能だ。
教師が用意した出会いから、子供が何を得るか、何を学ぶかは、子供一人一人の自由だ。

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