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『ボヘミアン・ラプソディ』っていうスタンド、憶えてないなぁ・・・

たった今、映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観た。

QUEENの曲に初めて触れたのは今から20年以上前で、好きだった漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第四部の吉良吉影のスタンドや技の名前がQUEEN由来だったのがきっかけである。

きっかけはそんなもんでも、その頃J-POPばかり聴いていた私はQUEENの楽曲にかなりの衝撃を受け、しばらくハマって聴きまくっていた。

1991年にフレディ・マーキュリーが亡くなった後、1995年にアルバム『MADE IN HEAVEN』が発売される前後の話である。

で、肝心の映画の感想だが、上に書いたように人並み以上にQUEENの楽曲にも歴史にも触れていたので、目新しい内容はなかったし、楽曲も定期的に聴き直していたので懐かしいわけでもなかった。

ストーリーの流れも、仲間や恋人と出会って一気にスターダムに踊り出て、挫折や別れを味わい、そして帰ってくるという王道中の王道である。

題材的にそれ以外にやりようがないので、そのことを否定するつもりはないが、私にとっては特に感情を揺さぶられることもなく、淡々と見終えた感じだった。

唯一、メアリーが健気で、最後まで大きな存在感を放っていたのが印象的だった。

ジョジョの奇妙な冒険のアニメ版があれから10年以上経って制作されるなど人気が持続しているので、当時の私と同じように、吉良吉影のキラークイーンの元ネタとして興味を持った人がQUEEN入門として観る分にはいいのかも知れない。

私は逆にこの映画を観たらジョジョが観たくなったが。

ただ、フレディ・マーキュリーは本人の方が圧倒的にかっこいいので、観たあとは本物の映像にも触れてみて欲しい。