三月は「人事異動」の季節です。
悲喜こもごも、様々なドラマが生まれる！
「人事」の仕事もまた、多岐にわたります。
たくさんの側面、顔を持っているもの…。

本記事は、そんな人事の仕事を、
「魚」で例えてみたものです。

もし、たった一人で従事している
「ぼっち人事」であれば、
たくさんの魚の役割を
たった一人で担っている。

もし、人事部が無い会社（組織）であれば、
トップの人（たち）が様々な魚の顔を
持っているようなものだ、と言えます。

まずは基本編から四つ、行きましょう。

◆①鮎人事（アユHR：あゆはる）

季節が来ると忙しくなる。
労務中心の人事。
その味は甘露のごとく美味しくて、
社員の生活を下支えする。しかし、
自分は塩焼きにされるがごとく忙しい…。

◆②鮫人事（サメHR：さめはる）

近づくと恐れられる。
出現情報は、ぱっと社内中に広がる。
遭遇するたびに血が流れて、
人が減っていくんだ…と陰口を叩かれる。
「冷め」た視線の首切り役！
でも、じょうずな組織運営には欠かせない。

◆③鯵人事（アジHR：あじはる）

日々の食卓に「味」を添える、
「無くてはならない系」人事。
だがその仕事は、いかにも地味…。
「滋味」にあふれているのに、
華やかな魚に高評価を奪われやすい。
黒子的な働きをしている。
時には干されがち。

◆④鯛人事（タイHR：たいはる）

「めで鯛」時にのみ
クローズアップされる人事。
新社員採用、給料・ボーナス、
連続勤続記念などの仕事に従事している。
骨が多いため、骨が折れる仕事も多い。
ただ「およげ！たいやきくん」状態に
なってしまうことも…。

さて、読者の皆様の組織（会社）の
人事の方は、いかがでしょうか？
何系の人事ですか？

また、人事の仕事に従事している方は、
自分がどんな魚に似ていると思いますか？

ただ、どんな人事であっても
共通して言えることは、

そんな大事な仕事だ、ということですよね！
ゆえに、働いている方の心を傷つけるような、
『逆なで人事』に
ならないようにしたいものです。

…えっ、なぜかって？

『魚で人事』になりがちだからです。

…さて、うまいことを言ったところで、
ここまでが基本編。
今度は、もう少し深掘りした
「応用編」の人事を四つ、書いてみましょう。

◆①さかなクン人事
（クンHR：くんはる）

奇抜な帽子と独特な言葉遣いで
『ギョギョッ！』と驚かれる。
しかし、実は唯一無二のブランディングに
大成功している『広報人事』である。
その根底には、
果てしない魚愛と好奇心が広がっている。
最近、映画化もされた。

◆②ファインディング・ニモ人事
（ニモHR：にもはる）

人材ファインディングに
命を賭ける『スカウト系人事』。
ドリーと共に、まるで我が子を探すように、
今日も人材発掘にいそしんでいる。
「ファイティング」という
戦闘系人事によく間違えられる。
最近、映画でシリーズ化をしている。

※補足ですが、ニモは「探されるほう」で、
「探している」主人公は、お父さんです。

◆③スイミー人事
（スイHR：すいはる）

組織の力を最大限活かすべく、
自らが目になり、大きな競合相手にも
立ち向かえる組織を作る『戦略人事』。
「自分以外の仲間が全て食べられた」という
悲しい過去を、見事に乗り越えてきている。
「はぐれ人事純情派」、あるいは
「さすらい人事旅情編」と言ってもいい。
昔から国語の教科書に載っている。

◆④人魚姫人事
（姫人事：ひめはる）

人間（被雇用者）と魚（雇用者）との
はざまで涙する『感動系人事』。
そのドラマ性は、夢の国レベルである。
時には、海の泡になって消えてしまうような
身を捨てる覚悟も持っている。
ただし上半身が「お姫様」ならば大人気だが、
上半身が「魚」だと
「半魚人」になって、嫌われがち。

最後に（無理矢理）まとめていきましょうか。

本記事では、人事の仕事を
「魚」で例えてみました。

さて、読者の皆様の会社（組織）の
人事の方は、どのタイプでしょうか？
また、ご自身が人事の仕事をされている方は
どんなタイプを目指しているでしょうか？

組織の特色と本人のキャラにも
よるところがありますが、
たとえどんな人事であろうとも、
組織内を不毛な「戦争状態」には
しないように心掛けたいですね！

…えっ、なぜかって？

魚だけに『魚（ウオー）』に
なりがちだから、です。

おあとがよろしいようで…。

※人事の仕事については、こちらの記事もぜひ↓

※本記事は以前に書いた記事の
リライトです↓
『魚で例える人事の仕事』

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