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「Inaoなリライト」その11 ~塚本 智美 さんの自己紹介文より

人生には「干満」「流れ」があります。

順風満帆な時だけでは、ない。
不調や凪の時もある。
そこからの「離陸」こそ、
記憶に残りやすいもの…。

『Inaoなリライト』は私なりに
他の方の自己紹介を読み、
自由な解釈でリライトしていきます。
※SNSでの紹介に了承した方のみ紹介。

第11回目の紹介は、塚本 智美 さん。
貴重な機会をいただき、ありがとうございます!

(ここからリライト引用)

「コネチカット州」はどこか、ご存知ですか?
ヒントは、ニューヨークの近くです!

「アメリカ合衆国の州の一つ、ですよね…?
ニューヨーク、と言えば東海岸だ。
自由の女神、摩天楼、マンハッタン…?」

その昔『アメリカ横断ウルトラクイズ』
という番組がありましてね。
「ニューヨークに、行きたいか~!」
「おお~!」と叫ぶ、視聴者参加型クイズ番組。
私も出たかった。出る前に番組が終わった。

でも塚本智美さんは、この番組に出なくても
アメリカを横断できた
んですね。
空を飛んで。一路、コネチカット州へ!
ニューヨークの東隣です。由緒正しき州。

それは『駐在妻』としての転居でした。
配偶者の赴任に帯同した。
前任者がいない中、たった二人で、
生活の基盤を整えるゼロからのスタート。

…私には、この「コネチカット州での日々」が、
塚本さんのキャリアを解き明かす
大事な「鍵」ではないか…
と思えたのです。

塚本さんの自己紹介文を見ると、そこには
「華やかな」経歴が書かれていた。
CA、キャビンアテンダントとして
ANA(全日本空輸)に勤務。約14年!
現在は『花さく共育』の代表、
フリーのキャリアコンサルタント。約9年!
「空路の安全と快適な旅を守る者」として14年。
「共に育てキャリアを咲かせる者」として9年…。


でも私は、意外と?ひねくれ者でして…。

目に見える花が咲いていなかった
この二つの間の期間に「こそ」
塚本さんの本質、根っこがあるように
思えてならなかった。

コネチカット州の「西部」は
ニューヨーク都市圏内に含まれております。
たくさんの日本企業の駐在員家族が
住むエリアがあるそうです。
でも、塚本さんが住んだのは州の「中心部」。

日本人コミュニティには極力入らずに、
「せっかくの海外を楽しもう!」と
意固地になっていた、とのこと。
でも頑張りすぎて「季節性うつ」になる…。

これはあくまで推測なのですが、
心の弱った塚本さんが思い出していたのは、
CA時代の華やかな経験だったのでは?

社内の人材公募企画にて、
出身地である佐賀県の中高生たちへの
「キャリア教育のプロジェクトリーダー」
として活動をしていた。
CAの枠を超え、社内外に人脈を広げていた。

それだけではない。
国際線訓練修了後の「若手の育成」を担当。
CAである前に社員の一員である!
その想いを伝えるべく、
支店や営業担当と客室部門との情報交換など、
組織内で初めてとなる活動を提案し、
実行に移していた。

言わば「スーパーCA」だったのです。

それが、コネチカット州においては、
なかなか過去の経験を活かしきれていない。
CAではなく「一人の人間」として、
変革、雌伏の時を過ごしていた…。
そんな塚本さんの目に、州の南北を流れる
コネチカット川の水面はどう映ったのだろう?

…しかし、大きく上に跳ぶ前には、
ぐっとひざを曲げて沈み込むものですよね。
飛行機も離陸する際には、助走が必要。

塚本さんはこの時期に、
次の舞台への準備を進めた。
二回ほど一時帰国したのです。受験のために。
当時「キャリアカウンセラー」と呼ばれていた
国家資格キャリアコンサルタントの資格を獲得!

『若年層や女性への支援を、私はしたいんだ』

塚本さんの心の中では、
次の夢が浮かび上がっていた。
それは、中高生のキャリア教育を支援し、
若手CAの育成を行う中で、
ぼんやりと、じっくりと形成されていった夢。
コネチカット州での
キャリアブレイク期にその解像度が上がっていった。

塚本さんは帰国後、子どもが1歳の時に
「求職中ステイタス」により
保育園に当選したことを受けて、
人事経験なし、未経験から、
「学生支援キャリアコンサルタント」
として新たなスタートを切ります。

もちろん、すぐに食べられるほど
稼げるようになったわけではない。
週三の経理事務の仕事で保育園代を稼ぎつつ、
残りの時間でキャリコンの「種まき」。
勉強会に出ては「仕事を探しています!」と
周りに熱心に伝える。それが実って、
就活塾の講師兼営業の仕事を手に入れました。

「…CAからのキャリコン。
その華麗なる転身の背後には、何が?」

私の疑問は、徐々に解消されていきました。
この推理結果を一言であらわすとするならば、

「コネチカットは『カット』ではなかった。
キャリアは『切り離された』のではなく、
連綿と続いていったのだ!」


ということです。

『コネチカット』という言葉の語源は、
「干満の激しい長い川(に沿った場所)」
という意味だ、と言われています。

人生には「干満」がつきものですよね。
ずっと激流、ずっと満ち潮は、あり得ない。
時には伏流し、ゆるやかに流れる。
でも、流れは続いている。
流れ続けていくのです。ずっと…。

『中高生の志望理由書の添削という
地味な仕事からスタートしたはずの
研修会社さんでは、今は、たくさん
仕事をご一緒させていただいています。
人生、どこがどうつながるかは
分からないものですね


自己紹介文にはそう書かれている。

『就活で重要視されるのは、
「幼少期からの積み重ねていく力」。
それらは就活の時期になって
急に備わるものではありません。
幼少期から少しずつ獲得していくものです』

そのようにも説かれている。

帰国後、子育てしながら働くことも、
常に順風満帆ではありませんでした。
小学校入学と同時に、コロナ禍へ突入!
ですが塚本さんは、リモートワークなどで
うまく自分の舵を自分で握り、巧みに操って、
「小1の壁」を乗り切ったのです。

コネチカット州の州都ハートフォードは、
『トム・ソーヤーの冒険』を書いた小説家、
マーク・トウェイン
住んでいたことでも知られています。

彼の筆名は、川を行く船が座礁しないように、
水深を「マーク・トウェイン!」と
水先案内人に告げていた船乗りの言葉に
ちなんでいるそうです。

CAは乗客に事前に呼びかけ、安全を守る。
キャリコンは、人生に座礁しないように、
その深さや長さを事前に伝えていく…。

そう、塚本さんのキャリアの流れは、
これまでも、今日も、これからも、
深く、長く、ずっと連綿と続いていくのです。』

(引用終わり)

読者の皆様のキャリアの流れも
連綿と続きます。
皆様のご家族のキャリアも、しかり。

もし、その流れに不安を覚えた時は、
塚本さんに相談されてみてはいかがでしょう?

コネチカット州の観光情報はこちらから↓

『Inaoなリライト』企画の詳細はこちらから↓

◆本記事投稿までに紹介した、記事へのリンクを貼ります!

※SNSでの紹介にOKをいただいた方の
記事のみ、紹介投稿しております。
※リライトのために私が読んだ自己紹介文は、
現在は更新されている可能性があります。

その1:砂押 美穂 さん

その2:金谷 武 さん

その3:宇野 恵美 (Satomi UNO) さん

その4:宮内 利亮 さん

その5:ダレーア 葉子 🍷 さん

その6:緒方 きえ(Kie Ogata)✍ さん

その7:渥美 幸大(Yukihiro Atsumi)さん

その8:白井 由香 さん

その9:若林由香 しあわせ社長 さん

その10:井口 大輔 a.k.a Dice さん

合わせてぜひどうぞ!!

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