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「生まれるのが100年遅かった人」であり「北風の人」

父のことを一言で表すなら、今は天国在住の夫が(生前)本人に言い放ったことがぴったりだと思っていた。

「お義父さん、生まれるの100年遅かったね~」

父は即座に何を言われたか理解できずに笑っていたように思う。
一応、義理の息子でもある夫のことは、社会での成功者で人格的にも認めていたので夫の言うことは割と「聞く耳」を持っていたし。
私と母が大笑いする中、父は「?」という顔でツッコミもせずにいた。

そして、私が最近追加でカテゴライズしたのが「北風の人」。
『イソップ童話』で北風と太陽が旅人のコートをどっちが早く脱がせられるか勝負しようぜとなったあの話です。
北風がびゅんびゅん力技だけで脱がせようとして、旅人は逆にますますコートを離すまいとなったように、父は力技で他人の言動を支配しようとする人。
当然相手は反発するし傷つくし嫌悪感しかないので、人はみんな離れていく。というかまず近づかない。

いわゆる「老害」の典型なのでは

【男尊女卑】
 テレビを観ていると、何かがアンテナにひっかるらしく「これだから女はバカだ」「キャーキャー騒ぐのは女だけだ」「女のくせに家事もしないのか」…
ニュースで女性が逮捕されたりすると、「女は犯罪をおかす」と言うので、「いやいや、何言ってるの?男の方が圧倒的に多いでしょ。ちゃんとデータ見たことある?」と思わず言い返してしまった。
「・・・昔より増えてきたんだ!」だって。苦しいなぁ。

【クレーマー】
店員さんや窓口の方に絡むのが大好き。
自分の基準でひっかかることがあると、言葉尻などを捕らえて「今の言い方はおかしい」そこのシステムに対して「何でそうなる?」と延々絡みだす。
相手が謝っても「そうじゃなくて!!」。明らかにミスではないのに、そして”現場の人がどうしようもないこと”をずっと言い続ける。
あまりにもひどいので”出禁”になった所がいくつもあるのです。
病院、コンビニ、飲食店…
コンビニでは警察を呼ばれたこともあるらしい(母談)
できればしょっぴいて一晩牢獄に投げ入れててほしいもんだ。

そして、厄介なのが上の「男尊女卑」でもあるのだが、そこの上司の人が出てくると(大抵男性)態度が一変するようだ。
女性に対して攻撃的で下に見ているけど話かけるのは女性ばかり。
たぶん、女の人に対してかまってちゃん。ほめられたい、認めてほしいというのがある。
それはコールセンターの人に対しても同じで、たまたま実家でその時に遭遇すると、ほんと聞いているのが辛いほど。
言われている相手がどんなにかしんどい思いをしているだろうかと。
母はとにかく聞いていたくなくて別室に逃げたり、用もないのに外出したりすると言っていた。
何度も父に言ったことがあるのだけど、まず「聞く耳を持たない」。

「分からないやつばかりだから、教えてやっている」

とのたまう。
 え、自分が100%正しくて教えてあげてるの?
「それはそこの現場で働いている人に言っても仕方ないことだよね?言うのなら本社の人とかに言わないと」と言っても無駄。

・・・書き忘れたけど、教師だった父はお店などにいくと、注文を取りにきた店員さん誰彼かまわず「あなたどこの中学だった?」と話しかける。
話の流れによっては共通の知っている先生がいたり、ごくたまに直接の教え子だったりする。「わたし、中学校の教員だったの」と途中で必ず(!)挟んで「俺は先生さまだぞ、えらいだろう」と匂わせる。
まぁ今時それだけで偉ぶるのはおかしいんだが、相手はお世辞で「へぇすごいですね」「先生だったんですか」と言ってくれるので、本人は気分がよいという図式。

「仕事中に長時間話しかけるだけで店員さんは迷惑なんだから、やめて。」
とほんとに数え切れないくらい注意してきたけれど。
「話すことでコミュニケーションをとっているんだ、今はそれを悪いという、そっちの風潮の方がおかしい。」と返ってくる。
 いや、だから・・・
あげくに「迷惑だと思う気持ちが間違っている」とくる。
 え・・・・・?

こんな感じで父とは話にならないのである。
                           <つづく>










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