ひと| mitanmom

2015年にダウン症児の母となりました。ダウン症と幸せについて日々考えています。 3人…

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2015年にダウン症児の母となりました。ダウン症と幸せについて日々考えています。 3人(ダウン症児7歳、ダウン症のない5歳、3歳)の子育てをしています。

最近の記事

ダウン症の子は天使なのか〜優生思想を考える〜

娘が生まれる前から「ダウン症の子は天使」という言葉を耳にしていた。「天使」という言葉で「私は差別していませんよ」と言いたいのかもしれないけれど、「私たちとは違う」と線引きをしていることに本人はきっと気づいていない。 もちろん相手に悪気が無いのは分かるから、言われても怒ったりしないし、笑顔でスルーするけれど、少しモヤモヤしてしまう。少しずつ意識が変わってくれたらと思う。 どんな赤ちゃんでもかわいい「天使」のほかにも「いつもニコニコしている」とか、「笑顔がかわいい」とか、「ダウ

    • ダウン症児を産んで「不幸になった」と思った訳

      前回の記事では、ダウン症児を産んでから7年後に思うことについて書きました。 不幸自慢をするわけではないのですが、7年前の出産当時、病室のベッドに潜って、1時間に一箱のペースでティッシュを使うくらいに泣いたのは事実です。(今では微笑ましい思い出です) 私は不妊治療もしていたし、流産も経験していたので、初めての妊娠出産に対して期待度が高かったのも事実。バースプランも綿密に立て、出産したらクリニックで旦那さんとディナーを食べ、赤ちゃんと共にニコニコで過ごすのが理想でした。 とこ

      • ダウン症児を産んで7年後に思うこと

        2015年7月にダウン症児の娘を出産した。当時、私は36歳で初産。はじめての出産で分からないことだらけなのに、ダウン症の子を産んでしまうなんて。正直不安だらけで、不幸のどん底だと思っていました。 前回も書きましたが、綺麗事だけでは済まされません。でも、ここで不幸自慢をしたい訳でもありません。7年後に幸せに気づくことができたからこそ、当時のことについて正直に書きたいと思います。ダウン症の子を産んで悲しむ人が1人でも減りますように。 ここから前回の続きに戻ります。 手術室か

        • 不妊治療〜流産を経てダウン症児を授かる

          私は2015年にダウン症児の母になりました。娘は今7歳になりました。 自己紹介も兼ねて、娘の妊娠前から生まれるまでのお話を書いておきたいと思います。とても長くなるので、生まれてからのお話は次回を予定しています。 ここには綺麗事は一切なし。私の本当に思ったことを書いていきます。なぜかというと、私がダウン症の子を授かったときに、「綺麗事では済まされない」と一番最初に思ったからです。でも、人によっては少々きつい内容かもしれません。ただ、こんな考え方もあるんだなぁと、読んでくださ

        ダウン症の子は天使なのか〜優生思想を考える〜