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「ひとり」という価値観を大切にする考え方

こんにちは、ひとり好きのチロです。

「内向的・隠居・幸福感」をテーマに、ひとりでいることが好きな方に役立つ情報を発信しています。

今回は、ひとり好きな方に向けて、「ひとり」の価値観を大切にしよう、というお話をしていきます。


1.「ひとり」の価値観って?

「ひとり」の価値観ってどういうこと? と思われるかもしれません。

「ひとりが好き」
「ひとりでいたい」
「ひとりの時間がもっと欲しい」

こういった感覚のことだと捉えていただければと思います。

ひとり好きな方の中には、日々の生活の中で、自分の内向的な性質に嫌気が差してしまうこともあるかもしれません。

たとえば……

・どうして自分は、他人と上手く話せないんだろう
・「もっと積極的に話せ」と言われたけど、自分には難しい
・もっと人間関係を広げないと……
・もっと「面白い人」にならないと……

こういった悩みを悶々と考えてしまうことも、あるかと思います。

しかし私は、「ひとり好き」な方はもっと堂々と「ひとりでいること」を選択していいと考えています。

今回お伝えする内容で、「ひとり好き」な方が少しでも安心感を持っていただければ嬉しいです。

「ひとりでいたい」も、立派な価値観💛

2.内向型の人の脳内では何が起こっているのか

実は、外向型の人と内向型の人とでは、脳内で働きやすい神経伝達物質が異なると言われています。

外向型の人は、ドーパミンに敏感です。

対して内向型は、アセチルコリンという神経伝達物質を主に使っています。

アセチルコリンは、記憶や認知機能、学習機能などに働きかけ、集中力や幸福感を高めます。

つまり内向型の人は、深く考えたりじっくり観察することで、自分を動かしている、ということです。

深く考えるのは、内向型にとって自然なこと。

そしてもう一点。内向型の人は、外部からの刺激を受けやすいということが分かっています。

一つ、実験を紹介させてください。

ドイツの心理学者ハンス・アイゼンク博士による1967年の実験では、内向型と外向型の人たちを集めて、それぞれにレモンジュースを飲ませました。

レモンの酸味による唾液の分泌に、内向型と外向型で違いがあるかどうかを調べるためです。

その結果、内向型の人は外向型の人に比べて、唾液の分泌量が多い、ということが分かりました。

つまり、内向型の人は感覚的な刺激に興奮しやすい、ということです。

ここまでをまとめると……

・内向型の人は、深く考えたりじっくり観察することで自分を動かす
・内向型の人は、外部からの刺激を受けやすい

この2点で、内向型の人が「ひとりでいること」に多くの時間を割く理由が分かるかと思います。

他人との会話が多くなれば、深く考える時間が不足してしまいます。

刺激の多いところへ行けば、敏感に反応してしまい、疲れてしまいます。

内向型の人は「ひとりの時間」を持つことで、外部の刺激が少ない環境と、深く考える時間を確保したほうがいい、ということですね。

もっと内向型の性質について知りたい! という方は、以下の記事を参考にしていただければと思います。

3.「ひとりでいること」を自分で選ぶ、ということ

現在、仕事やプライベートの人間関係に振り回されて、「ひとりの時間」が確保できていない、という方もいると思います。

「常に他人の近くで仕事をする環境で、ツラい」
「積極性やスピードを求められる仕事で、息苦しい」
「なんとなく付き合っている友達がいるけど、本当はあんまり好きじゃない……」

こういった状態は、内向型にとって、とても苦しいものだと思います。

個人的にも、こういった環境に苦しさを感じていた時期があります。

私は以前、厨房で働いていたことがありました。

しかし、狭い厨房の中で丸一日、他人を近くに感じながら仕事をする、というのは、私にとって非常にツラい環境でした。

・他の従業員の視線が気になる
・先輩がすぐ近くにいるため、機嫌が気になる
・自分が失敗していないか、常に監視されている気持ちになる
・周りで会話が交わされていると、「自分も何か話さないと!」と思ってしまう
・基本的に厨房の外に出ないため、「ひとりの時間」が無い

こういったモヤモヤを抱えながら働いた結果、心が擦り減っていってしまいました……。

もちろん、内向型の方が飲食関係に向いていない、ということではないので、その点はご了承ください。

あくまで、私が経験した環境のお話です。

現在、私は「ひとりでいることを大切にする」と心に決めています。

「社会人なら、交友関係が広くて当然」
「大人なら、他人と上手く話せて当然」

こういった「世間の当たり前」ではなく、「ひとりの時間を大切にする」という自分の価値観で生きたいと思っています。

社会の価値観に流された結果、「あぁ、もっとひとりの時間を楽しみたかったな」と後悔したくないからです。

そのために、内向型という自分の性質を受け入れて、「ひとりが好き」という自分も受け入れて、納得できる「ひとりの時間」を目指していきたい。

そんなことを考えています。

・今の環境で「ひとりの時間」を増やせないか、試してみる
・「ひとりの時間」が多い仕事への転職を考えてみる
・個人の仕事で何か出来ないか、試してみる
・安心してひとり暮らしが出来る物件を調べてみる
・「ひとりの時間」を大切にしながら生きている人の情報を、調べてみる

等々、工夫できる点は多いかと思います。

もしも、「ひとり」を満たせずモヤモヤしている方がいれば、ほんの小さいことからでもいいので、参考にしていただければと思います。

私も、こういった価値観を意識し始めたばかりです。

ぜひ、一緒に「ひとりの時間」を大切にしていきましょう!

「ひとりが好き」。その気持ちを、大切にしてくださいね。

4.まとめ

今回のお話のまとめになります。

・内向型の人は、深く考えたりじっくり観察することで自分を動かす
・内向型の人は、外部からの刺激を受けやすい
・「世間の当たり前」ではなく、「ひとりでいることを大切にしたい」という自分の価値観を大切にする

今後も「ひとりの時間」を充実させる情報をどんどん発信していきます。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!

読んでいただきありがとうございます!皆さんの「ひとり時間」が良いものになりますように。