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「ツラい環境から逃げる」ための準備~逃げられない人の特徴①~

こんにちは、ひとり好きのチロです。

「内向的・隠居・幸福感」をテーマに、ひとりでいることが好きな方に役立つ情報を発信しています。

今回は、「逃げられない人の特徴」について解説していきます。

前回、ツラい環境から逃げることは悪いことではなく、むしろ大切なことである、というお話をしました。

しかし、私も含め、逃げるのが苦手な人というのは、「逃げるのが苦手」ということに無自覚だったりします。

今回紹介する「逃げられない人の特徴」を通して、

「逃げるのが苦手なのかどうか」
「逃げることに、嫌悪感を持っていないかどうか」
「逃げたい気持ちに、目を背けていないかどうか」

などを、ぜひセルフチェックしていただけると幸いです。


1.「頑張る才能」を持っている人ほど、逃げ道をふさいでしまう

基本的に、真面目で頑張り屋な人ほど、

「他の人も頑張っているんだから」
「しんどいのは自分だけじゃないんだから」
「もう少し頑張れるはずだ」

と、自分に鞭を打って、逃げ道を見失ってしまいます。

どんなことにも、100%の全力を発揮しようとするんですね。

しかし、「頑張る」には「無理をする」というニュアンスも含まれています。

そして、

「期待に応えよう」
「もっと成果が出したい」

と、頑張り続けるうちに、「無理をする」ことが癖になってしまうのです。

また、いつしか「頑張る」が自らのアイデンティティになってしまい、倒れるまで頑張り続けるしかなくなってしまいます。

そうした頑張り屋さんにとっては、「逃げる」がタブーになってしまっているため、まずは「逃げる」という選択肢を持つことが大切なんですね。

2.「逃げられない人」の特徴

前項で、「逃げられない人」には「頑張る才能を持っている」という共通点があることをお伝えしました。

しかし、さらに細かく見ていくと、「逃げられない人」には他にも共通した特徴があります。

・期待に応え続ける
・理性が働きすぎている
・罪悪感が強い
・我慢が癖になっている
・自分よりも他人を優先してしまう

・自己評価の基準がとても厳しい
・自己犠牲の傾向が強すぎる
・「人に嫌われたくない」と思ってしまう
・正義感が強い
・やる気が起きない状態(燃え尽き症候群)になってしまっている

こういった特徴があるんですね。

もちろん、すべてが当てはまるとは限りませんが、いくつか心当たりがある方もいるのではないでしょうか?

今回はその中でも、

・期待に応え続ける

について、解説していきたいと思います。

・期待に応え続けるのは難しい

人生において、「他人の期待に応える」ということが優先してしまうと、「逃げる」という選択肢が取りづらくなってしまいます。

これは大切なことなので何度でもお伝えしたいのですが、逃げられない人には本当に頑張り屋さんが多いです。

この才能は、自分の目標を達成するために使うと、素晴らしい成果を出すことが出来ます。

しかし、他人のために「頑張る」を100%振り切ってしまうと、「他人に尽くす」が当たり前になってしまうんですね。

「他人に尽くす」が当たり前の人にとって、「逃げる」は、自分に期待してくれた他人を裏切るように感じてしまうでしょう。

「他人の期待に応える人生」とは、期待してくれる他人がいて初めて成り立つ生き方です。

それ故に、他人軸の生き方とも言えます。

自分の人生を生きているようでいて、実際は他人の期待に縛られている状態。

自ら選択することが出来ない状態なのです。

これは極端に言ってしまえば、自分に期待してくれる人の奴隷になっているようなものです。

逃げる権利も無く、ひたすら「期待されていること」を探して、その期待に応えることに神経をすり減らすことになります。

たしかに、他人の期待に応えることで、お金や信頼、社会的地位といった成果を手に入れることも出来るかもしれません。

でも、それは「無理をして手に入れた成果」です。

自分を押さえつけて、我慢して、ボロボロになりながら手に入れた成果です。

残念ながら、こういった方法は、長くは続きません。

他人の期待に応えて、無理をしながら成果を手に入れた場合、「期待に応えたから成果が出たんだ」と考えてしまうでしょう。

すると、その次も、さらに無理をして期待に応えることになります。

その次も無理をして期待に応えて、次も無理をして、さらに次も無理をして……。

そんなことを続けていれば、自分のやりたいことや目標も分からなくなり、心身共に疲れてしまいます。

最悪の場合、うつ病のような精神疾患になってしまう可能性もあるのです。

そんなことになってしまえば、もう他人の期待に応えることは出来ませんし、成果を出すことも出来なくなります。

このように「他人の期待に応え続ける」というのは、現実的に見て不可能なんですね。

もちろん、「他人の期待をすべて裏切ろう」というわけではありません。

まずは自分を満たして、それから他人を満たしていこう、ということです。

たとえば、あなたに何かやりたいことがあったとしましょう。
転職、旅行、スポーツ、趣味……何でも構いません。

それは、周りの人が誰も期待していないことかもしれません。

あなたに対して、まったく求めていないことかもしれません。

その場合、親や友達、恋人、同僚、先輩、上司といった人たちは、あなたを引き止めたり、ガッカリしたりするかもしれませんね。

「転職なんて、しないほうがいいんじゃないの?」
「キミが辞めたら困るよ」
「そんなことをするなんて、信じられない」

こういったことを言われてしまう場合もあるでしょう。

期待に応え続けようとする人は、ここで、やりたいことを諦めてしまいます。

・誰も、こんなことは期待していないよね
・こんなの、誰も求めてないよね
・もっと、あの人のためになることをしよう
・そういえば、Aさんにこんなことを頼まれていたな

こういった思考が優先されて、他人の期待に応えようと無理をする生活に逆戻りしてしまうのです。

しかし、「まずは自分を満たそう」という気持ちがある人は、自分のやりたいことに向かって進んでいきます。

他人が期待しているかどうか、求められているかどうか、といったことは関係ありません。

自分がやりたいから、やるのです。

もしかすると、この選択によって、離れていく人もいるかもしれません。

しかし、同時に、そんな「ありのままの自分」を選択したあなたを応援してくれる人や、理解してくれる人もいるでしょう。

ここで初めて、「自分を応援してくれる人たちの期待に応えたい」という選択肢が生まれるのです。

他人が期待してくれているから、自分を押さえつけて、我慢して頑張る。

ではなく、

自分にはやりたいことがあり、それを応援してくれる人たちがいるから頑張る。

これが、「逃げられる人」と「逃げられない人」の大きな違いになります。

他人の期待に応えるのではなく、「自分を満たす」が優先なので、自分を満たせない環境からは、きちんと「逃げる」という選択肢が選べるのです。

他人の期待に応えることが癖になってしまっている方は、ぜひ、この考え方を参考にしていただければと思います。

3.まとめ

それでは、今回の内容をまとめていきましょう。

・「頑張る」才能を持っている人は、「逃げる」という選択肢を見失いやすい

・他人の期待に応えようとするほど、逃げられなくなってしまう

・やりたいことをやっても応援してくれる人は必ずいるので、まずは「自分を満たす」を優先する

今回は、この3点がポイントになります。

今回は「逃げられない人の特徴」の中でも、「他人の期待に応え続ける」という特徴について解説してきました。

今後は、他の特徴についても解説していきたいと思っています。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!

読んでいただきありがとうございます!皆さんの「ひとり時間」が良いものになりますように。