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人間関係こじらせ解消法

職場の人間関係について
悩みを抱えている人は多いです。
様々な原因がありますが
自身の考え方が原因でこじらせているケースも少なくありません。

こんにちは!心理カウンセラーのhitoeです🌹
今回は自身の考え方や捉え方を変え
人間関係を良好なものに改善していくためのお話です📖

自分の考えが人間関係をこじらせている!?

①相手へネガティブな感情を持っている

知らず知らずのうちに抱いていた「自分の中のネガティブな感情」が発端で、負のループに入ってしまっていた、ということが往々にしてあります。

つい相手と自分を比べてしまう
相手のことが信頼できない
相手のことが嫌い・苦手

②相手のことを気にしすぎてしまう

相手を気にするあまり
自分が疲弊してしまうというパターンです。

人の意見に流されてしまう
人から嫌わるのが怖い

パターン別対処法

対処法「つい相手と自分を比べてしまう」

他人と自分を不必要に比べてしまう。
これはよく聞かれる悩みです。

「あの人は自分より仕事ができる」
「あの人は自分よりも年収が高い」
「あの人に比べると自分なんて大したことはない」などです。

他人と自分を比べることは
良い方向に働くこともありますが
自分を卑下する方向に働くと様々な悪影響がでます。

例えば

・自分に自信が持てなくなる
・嫉妬心がわいて心が穏やかではなくなる
・委縮してしまう

などです。

このような状態の原因は一体どこにあるのか。
おそらく「自己否定感」と「嫉妬心」という2つの感情にあります。

自分より優れた人と自分を比較することは
「あの人みたいになれるよう、自分もがんばろう」
「憧れの人に近づけるよう、努力しよう」
というポジティブな要素も多く含みますが
自己否定感や嫉妬心からの比較が始まると
心が穏やかでなくなります。

・「あの人はすごい、自分はダメだ。」(=自己否定感)
・「あの人はすごい、悔しいから失敗しないかなぁ。」(=嫉妬心)

このようなネガティブな比較は
多くの人が「無意識」なので
まずそのことを自覚する必要があります。

それくらい誰にでもあることなのですが
自覚した上で何を意識すればよいのでしょうか。

「自己否定感」や「嫉妬心」を
遠ざけるためになにをすればよいのでしょうか。
それは
「他者ではなく、過去の自分と比較する習慣」を持つことです。

例えば、1年前の自分と比べた時に今の自分はどうでしょうか?
少しは進歩、上達しているのではないでしょうか?
これもまた意識をしないと気付かないことです。
 
相手と比べて自分の不足点を嘆くよりも
過去の自分と比べて進歩している点を喜ぶ。

これはとても健全なマインドセットです。

また、過去の自分と比較して
まったく進歩をしていないと思う場合であっても
「今日から3ヵ月これを頑張ろう」と決めて
3か月後の自分と今の自分を比べることはできるはずです。

他者との比較は
ポジティブなマインドセットで行える場合はプラスの効果が大きいです。

ただ、自己否定感や嫉妬心が渦巻くようであれば
その時間を「過去の自分と比較する」時間に使ってみましょう⌛


対処法「相手のことが信頼できない」


「周りに信頼できる仲間が少ない」
「上司が信頼できない」
このような悩みをもっている人は、実は少なくありません。

エン・ジャパンが実施した
「職場の人間関係意識調査」によると
35%の人が「職場に信頼できる人がいない」と回答しております。
職場において3割の人は信頼できる同僚や上司をもっていないのです。

信頼関係は一朝一夕にはできないものです。
信頼できる人がいない理由は
職場環境に原因があるのかもしれません。

しかし、まず始めに認識すべきことは
「信頼関係とは、すぐに構築できるものではない」という事実です。

信頼とは関係性のことです。

複数回会話をし、協業をしたり
持ちつ持たれつしながら築かれていくものです。

「信頼できる人がいない」というのは
新入社員や転職したての人に起こりがちな悩みですが
それは「信頼関係ができる時間軸」を
短く見積もりすぎていること
に原因があるのかもしれません。

同僚や上司との信頼関係を
1~2か月という短期間で捉えるのではなく
半年~1年という長期スパンで捉えてみる。
そして、その間は相手と会話を重ね
ときに貢献し、ときに協業する。

その過程の中で気づけば
出来上がっているものが信頼関係です。

信頼関係の構築は共同作業です。

目上の人に対しては
自分から積極的に
動かなければいけないことの方が多いかもしれません。

この意識をもち
時間軸を半年~1年くらいに広げて
信頼関係が育つのを待ってみましょう。
1年後にはまったく違う景色が広がると思います📖


対処法「相手のことが嫌い・苦手」

「自分の周りから苦手人がいなくなったら
どんなに過ごしやすくなるだろう」
そんな風に思ったことはないでしょうか。

nifty社が行った人間関係に関する調査では
約8割の人が「苦手な人がいる」と回答しています。
かつ、30代以下においてその割合は高まっていました。
生まれも育ちも違うので
苦手な人がいるのは
ある種当たり前のことなのかもしれません。

相手にネガティブな感情を持っていても
それを言葉や態度に出さなければよいのでは
と思う人もいるかもしれません。
しかし、「嫌い」の感情は相手に見抜かれていることが多いです。

人間のコミュニケーションには
「言語コミュニケーション」と
「非言語コミュニケーション」があります。

言語と非言語で相違なるメッセージが発せられたとき
相手は非言語的メッセージを
優先して受け取る傾向があることが
心理学の実験からわかっています。

つまり
「○○さんってすごいですね」とヨイショしたとしても
普段の何気ない態度や反応の方が
リアリティをもって相手に伝わってしまうのです。

人間は好意に対しては好意で返しますが
悪意に対しては悪意で返すという傾向があります。

例えば、口では言わないまでも
あなたが上司を嫌いと思えば思うほど
上司は非言語的なサインを無意識に察知して
あなたに対しての態度は
より冷たく、厳しくなるかもしれません。

このように
「口に出さなければいい」というものではないのが
「嫌い・苦手」な感情の厄介なところです。

そしてお互いの「嫌い」の連鎖反応で
最悪の人間関係が出来上がってしまうので
元に戻すのは至難の業です。

この厄介な問題を解決するためには
「嫌い・苦手」という感情を減らすことが大事です。

「それができたら苦労しない」
という風に思われるかもしれませんが
実は工夫次第で減らすことができるのが
「嫌い・苦手」という感情です。

例えば、嫌いな人や苦手な人の
長所や良いエピソードに焦点をあてていく

というのは効果的な方法です。

具体的には
その人の長所や良いエピソードを7個ほど上げてみましょう📚
もし7個あげることができれば
その人への見方が変わるはずです。
( 通常は悪い点ばかりに目がいきがちなので)

見方が変われば
コミュニケーションが変わり
コミュニケーションが変われば相手の感情が変わります。

嫌なところに目がいきそうなときほど
長所を思い出すようにしてみましょう。
このような意識付けをすることで
「嫌い・苦手」という感情は減少していきます。

そうすることで
相手からあなたへのネガティブ感情も減り
人間関係がスムーズになることでしょう。


対処法「人の意見に流されてしまう」

「周りの人の意見に流されてしまう」
「態度の強い人の意見に押し切られてしまう」

日本人の多くは
和を大切にするあまり
人の目を気にする傾向が強いと思います。

自分の意見が強くあり
他人の意見に流されずに自分で判断し
決断できるという人はもしかしたら少数派かもしれません。


他人の意見に流されても
特に支障が出ない場合も多いですが
高頻度で他人の意見に流されてしまうという人は
人間関係の悩みに繋がってくる可能性が高いです。

なぜなら多くの場合
人によって「言うこと」がまったく違うから
です。

例えば、転職ひとつを例にとってみましょう。
友人Aさんは、「転職しない方がいい」といい
友人Bさんは「転職した方がいい」といいます。
雑誌や新聞では
「今は転職しない方がよい」という記事がでているかもしれません。
また、「転職した方がいい」という友人にしても
「どこに転職した方が良い」かの意見はまったく異なったりします。

誰もが、自分の価値観で意見や考えを好き勝手述べてきます。
そのような雑多な意見に迎合してしまうと
こっちにもいい顔、あっちにもいい顔をしなければなりません。

そしてコミュニケーションに神経を使った挙句
どちらに行ったらいいかわからなくなり
迷走状態に陥ってしまいます。

人の意見に流される傾向が強い人は
少なからず人の顔色を気遣うようになり
神経をすり減らすことになります。

そもそも根本原因は何でしょうか。
それは、「自分に自信がないこと」です。

自分に自信がないから
自分の意見を持ち貫き通すよりも
他人の意見に従った方が楽
、と無意識に思ってしまうのです。

一方で「自信をつける」というのは
すぐに実現するのは難しいものです。

そんなときは
「持論形成力を高める」
という観点をもつことから始めてみましょう。

持論形成力とは「自分の意見を作る力」のことを意味します。
人の意見に流されてしまう人は
柔軟性という長所がある一方で
自分の軸が弱い可能性があるため
「持論形成力」という観点をもつことから
スタートする
ことをお勧めします。

自分の考えや意見を言語化していく習慣を持っていくと
自分の考えを「文字」や「言葉」で表現する能力が高くなります。
結果、意見を求められた際に
自分の考えをはっきりと伝えることができ
その頻度が増えていくと必然的に自信も生まれてきます。


対処法「人から嫌われるのが怖い」

10人の人がいるとしたら
そのうちの1人はどんなことがあってもあなたを批判する。
あなたを嫌ってくるし、こちらもその人のことを好きになれない。
そして10人のうち2人は、互いに全てを受け入れ合える親友になれる。
残りの7人は、どちらでもない人々だ。

『嫌われる勇気』より

「嫌われる勇気」で示されている
「嫌い:1、好意:2、中立:7」
というのは一つの目安になります。
性格や考えが違う人間同士なので
「全員と馬が合う」ということはないと思います。
また「誰からも嫌われない」「全員と仲良くする」
ということもまた不可能です。

そんなときに投げかけてほしい問いは
「職場に20人自分と関わる人がいるとして
自分のことを嫌っている人(苦手に感じている人)は何人か?」
という問いです。
もし2人以下であれば
その状態は「嫌い:1、好意:2、中立:7」の目安に沿っています。

その2名を気にして委縮するよりも
他の18名を大切にしながら振舞った方が良いといえます。

また
「嫌われないようにしよう」という努力は無駄に終わることも多いです。
なぜなら他人は簡単に変えられないからです。
あなたの感情を他人が簡単に変えられないように
他人の感情を変えるのは難しいです。 
まずは
「誰からも嫌われないようにしよう」
というという考えから解き放たれること
が重要です。

人から嫌われないようにするのは難しいことですし
自分らしさが損なわれることも多いでしょう。

例えば
「相手のご機嫌をとる」
「反発をうけないように、自分の意見を言わない」など。

これらを意識すると自分を殺すことに繋がりかねません。
自分を抑圧して過ごす日々が長く続くと
それは明確なストレスとなります。
「嫌われないようにする努力」は
そのような悪循環にも繋がっていきます。

では、どうすればいいのか。
「嫌われないようにする」から
「好かれるようにする」に切り替えることです。

「嫌われないようにする」は
抑圧的な行為になることが多いですが
「好かれるようにする」行為は
自身の長所を存分に活用できます。


自分の長所を用いて人に喜ばれることをやればよいのです。
それは自身の個性や強みを発揮することにもつながり
プロセスとしても楽しいものです。

「嫌われない努力」をするより「好かれる努力」を。
それでも相手が自分を嫌うようであれば
「嫌い:1、好意:2、中立:7」
の目安を思い出して下さい。
決して無理して付き合う必要はないのです。

まとめ

自分の考え方を変えることで
人間関係を改善していくー。

根気強く取り組み続けていくことで
確実に相手との関係性も変わってきますので
ぜひ日常で意識してみてください👀✨

✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂✂

✔️リアルやネットでの人間関係に疲れている方
✔️変わりたいけど…どう変わればいいかわからない方
✔️マインドから変えたい方
✔️SNSでの誹謗中傷に悩んでいる方
✔️弱音を吐き出せない方
✔️自分のことを好きになりたい方
✔自分のことを知りたい方

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最後までお読みいただきありがとうございました🌹

hitoe💋

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