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国際男性デーを考えるー。

「泣くな。男だろ」「男なら弱音を吐くな」「父親は一家の大黒柱」
今も、こんな言葉を聞いたり言ってしまったりすることはありませんか?

こんにちは!心理カウンセラーのHitoeです🌹

性別による役割意識によって縛られているのは女性ばかりではありません。
女性の生きづらさに目を向けることと
男性の生きづらさに目を向けることは相反する価値観ではない
はずです🎈

毎年11月19日は「国際男性デー」ということを知っていますか?
男性や男子の健康に目を向け、ジェンダー平等を促す日として
1999年にカリブ海の島国トリニダード・トバゴで始まりました。
しかし日本では「国際男性デー」はあまり馴染みがありません。

一方で、3月8日の「国際女性デー」は知っている人も多いと思います。
国連によって1975年に定められ、日本でも2017年からキャンペーンを展開し、広く知られるようになりました。詳しくは↓↓

今回はあまり知られてない「国際男性デー」についてのおはなしです📖

国際男性デーの基本・6つの柱

 ー①正の男性のロールモデルを促進すること
映画スターやスポーツ選手のような男性だけでなく正しくまじめに生活している男性も含まれる。
  ー②社会、コミュニティ、家族、結婚、育児、および環境への男性の積極的な貢献を祝うこと
 ー ③男性の健康と社会的、感情的、物理的および精神的な幸福に焦点を当てること
  ー④社会サービス、社会的態度や期待、および法律の分野で男性に対する差別を明らかにすること
  ー⑤ジェンダー関係を改善し、男女平等を推進すること
  ー⑥人々が安全で、潜在的な可能性を最大限に引き出して成長することができる世界を作成すること

国際男性デーの歴史

国際男性デー( IMD International Men's Day)は
毎年11月19日を男性の記念とする国際的なイベント。
1999年からトリニダード・トバゴにて始まり
関係するイベントはオーストラリアや北アメリカ、アジア、ヨーロッパおよびアフリカで行われています🎉

国際男性デーの目的は
男性と男の子の健康に注目し、性の関係を改善し
性の平等を促す肯定的な男性のロールモデルに光を当てること
を含んでいます。
コミュニティー、家族、結婚および育児に関して
男性と男の子への差別に光を当て
その問題に取り組み、解決していくことで
最終的な目標は普遍の人道主義の価値を促進することとされています📖

なぜ11月なのか

元々11月が男性の健康や病気について
関心を高める月「Movember(モーベンバー)」とする運動もあり、日本でもイベントが行われています。
この運動は2004年にオーストラリアで始まり
男性に多い口髭を意味する英語「mouthtache」と
11月を意味する「November」をかけ合わせた造語です📖
そこから11月19日が国際男性デーとなりました。

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男性の生きづらさについての調査結果

女性の活躍推進が世界的な流れとなり
女性の生き方や働き方などについて議論が活発になってきました。
しかし男性の心の声にも耳を傾けていますかー?

一般社団法人「Lean In Tokyo」では、
11月19日の「国際男性デー」に先駆けて
男性が職場や学校、家庭で感じる生きづらさについての意識調査を実施しました。そしてその調査結果からは、ジェンダー平等を実現していく上での課題が見えてきたのです👀

Lean In Tokyoによると
現在「国際男性デー」のキャンペーンに参加しているのは
中国、アメリカ、イギリスなど36カ国🌎
参加国では公開セミナーやフォーラムなどの記念イベントが行われていますが、「国際女性デー」と比べると世界的にもまだ盛り上がりに欠けているように思えます。

今回、男性の生きづらさについて調査したLean In Tokyoは、
フェイスブックのCOOを務めるシェリル・サンドバーグによる
著書「Lean In」の出版を受け、
米国で設立された民間団体「Lean In Org」の日本地域代表サークル。
現在は世界170カ国で約42000のサークルが展開され、
女性の活躍を支援することで多様性のある社会を実現しようと活動しています。国内では、2016年から始まり、全国に19の自主サークルがあります。

女性を支援する団体が男性を対象に調査したのは
ジェンダー平等の実現には
男性の声に耳を傾けることも必要だ
という考えからです💭
調査では、あらゆる年代の男性309人を対象に
普段どのようなことに対して最も生きづらさを感じているかについて
アンケートを行いました。

Q1・職場や学校、家庭などで「男だから」というジェンダーバイアスや
プレッシャーにより生きづらさを感じることはありますか?
A1・「頻繁に感じる」17% 「たまに感じる」34%

つまりアンケートに回答したうちの半数以上が、
日常的に男性としての生きづらさを感じているのです📖

では男性はどのような点に生きづらさを感じているのでしょうか。

Q2・精神面、仕事、ワークライフバランス、家庭のうち
最も男性としての生きづらさを感じるのはどれですか?
A2・「精神面・性格面に関する男性像」が一番高く、全体の41%。

「強い」「男らしい」「女性をリードする」といった世間の男性像から、「男はこうでなければならない」と考え、振る舞いや態度に影響を及ぼしているのです。

次に多かったのは「仕事・キャリア」
男性は収入面でのプレッシャーなどから
自分らしいキャリアの形成に悩んでいるということです。
男性が生きづらさを感じるシーンとしては
「力仕事や危険な仕事は男の仕事という考え」
「デートで男性がお金を多く負担したり女性をリードすべきという風潮」
「男性は定年までフルタイムで正社員で働くべきという考え」
などという答えが上位を占めました。

パートナーとの関係性や、家庭での役割分担、仕事観といったところに
生きづらさを感じているのです。
さらに興味深いのは、パートナーとの理想的な家事・育児の分担についての調査結果です。

Q3・世間や職場でのしがらみを気にせず自分らしい働き方が選択できるとしたら、パートナーとどのような役割分担が理想ですか?
A3・「共働きで、育休の取得等も含め、家事・育児を男女が分担する」
(全体の51%)

しかし、日本の育休取得率の実態を見てみると
女性が 82.2%、男性が 6.16%(平成30年度)
取得率に大きな差があります。
男性の育休取得率が低く、職場だけでなく社会的にも育休を取得しやすい環境づくりがなかなか進んでいないのが現状です📖

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ジェンダー平等へ

今回の調査により、 男性の働き方や日常の振る舞いに関して
「生涯働き収入を得て、家族を支えていかなければならない」
「弱音を吐いてはいけない」といったジェンダーバイアスが浮き彫りになったと思います。
「男はこうでなければならない」というプレッシャーにさらされ
男性は自分のことを後回しにした仕事中心の生き方になりがちなのです。

そんなジェンダーバイアスによって
男性の働き方、さらには生き方の選択肢が狭められているとしたら…
とても残念ですよね。
そうした現状を克服するためには
「男だから」「女だから」といった固定観念をなくし多様な働き方や個人を尊重する文化を醸成していく必要があります

まとめ

男性の心と体の負担に目を向けケアの重要性を呼びかけながら
ジェンダー平等を実現していこうとするのが
「国際男性デー」の取り組みです📚

男性の働き方や生き方の選択肢を広げることは
女性が活躍できる社会の実現へと繋がっていくと思います。

これを機に、男性の声にも耳を傾け
ジェンダー平等の実現について考えてみてください💭

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最後までお読みいただきありがとうございました🌹

hitoe💋



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