見出し画像

【学振】PDと海外学振に通った申請書をシェアしながら、Tipsを手短に

みなさまお久しぶりです。じんぺーです。
(「海外学振」などのキーワードで来られた方もいるかもなので、はじめまして!)

このnoteでは、お金に難儀している学生が少しでも自分のやりたい学びや研究、その他活動に取り組めるような作戦をシェアしています。が、あまり新しい奨学金などに手を触れることがなくなったので、1年程更新をストップしていました。

今回は、海外学振と国内PDの申請書をシェアする記事になります(ちなみに、申請書をダウンロードするところは980円の有料記事ゾーンにありますので、それをご了承の上読み進めて頂けますようお願いします)。テーマは心理学です。

海外学振、学振PDとは?

恐らくこれを読もうと思う人には、説明不要かと思うのですが、念のため、ChatGPTにまとめてもらったもの(あまりいい説明ではないですが…)と、ホームページを置いておきます!以下ChatGPTの引用⇩


日本学術振興会(JSPS)の「国内ポスドク(PD)」と「海外特別研究員(海外学振)」プログラムは、若手研究者のキャリア支援を目的としていますが、それぞれの特徴や目的が異なります。

国内ポスドク(PD)

  • 目的:日本国内の大学や研究機関で、ポスドクトラル研究員(博士後期研究員)として研究を行い、研究者としての更なるスキルアップを目指します。

  • 対象者:博士の学位を取得した後、研究者としてのキャリアを継続したい若手研究者。

  • 期間:一般的には2~3年間の研究期間が与えられます。

  • 支援内容:研究費や活動費のほか、場合によっては研究機関への配置援助も受けられます。

海外特別研究員(海外学振)

  • 目的:海外の大学や研究機関での研究経験を通じて、若手研究者の国際的な視野と研究能力を高めることを目的としています。

  • 対象者:博士号を取得したばかりの若手研究者(または博士号取得見込みの者)で、海外での研究経験を積みたいと考えている人。

  • 期間:2年間が基本ですが、プロジェクトによっては延長することも可能です。

  • 支援内容:研究費のほか、渡航費や滞在費、海外で研究を行うための経費がサポートされます。


じんぺーの戦績

初めて来てくださった方のために(立ち寄って頂き本当にありがとうございます)、簡単に自分の学振との思い出を振り返りたいと思います。

・DC1:不採択(領域:たしか実験心理学)
・DC2:採択(認知科学)
・PD:補欠内定→2次採択(感性情報学)
・海外学振:採択(たしか感性情報学)
・第14回育志賞受賞

一応語れるくらいの戦績なのではないかと思っています(いつも謙虚にいたい…!)。ちなみに念のため言っておくと、最近助成金に落ちまくっていて、なかなか上手いこといかないなあと思っているところです…(学振との対決は調子がいいだけ説)

PDと海外学振の申請書を書く上でのTips (軽めに)

なぜ軽めにと書いているかというと、以前も同じような記事を文字数たっぷりで書いているからです。

もちろんDCとPDは細かく言えば、注意点も違うと思うのですが、先ほど読み返してみたところ、伝えたい大枠は変わっていないと判断しました。いくつか追加で書きたいことを書いてみます。

1.論文を書こう

いや、それは、前の記事でも書いてるやないか、ということなのですが、PDや海外学振はDC以上に、求められる基準が高いかもしれません(と言われています)。

参考までに心理学領域の学振採択者の業績を調査した試みがあります。ウェブでも公開されていますので、よかったら覗いてみてください!

画像を押すとスライド資料に飛びます

2.B区分

2023年度の申請書から、「B区分」というのが生まれ始めました。申請時にあらかじめ研究費をこれに使いたいです、というのを書く必要が出てきたということです。

学振のHPから拝借してきたB区分の説明(画像を押すと学振の公開資料に飛びます)

3.実現可能性

先日、学振に挑戦したい人向けのセミナーを開催したのですが、その中で、ある方が、「ディベートの世界では、Probability (実現可能性) × Impact (インパクト) で採点される、学振もそれに近いかも」というお話をされていました。たしかになあと思います。

インパクトの部分は、もちろんこういった申請書では不可欠ですが、これを読んでくださっている方の専門も違うと思いますし、やりたいことは頭の中にあると思うので、どちらかというと、実現可能性の方に対するアドバイスがしやすいと思っています。

特に、海外学振の審査員は「本当に行って研究できるの?擦り合わせ済んでいるの?」ということが気になると思います(実際に聞いたことはないので想像です)。だから、この部分は、意識して分厚めに書くのがいいと思います。

「事前にメールでやり取りしています」よりも「zoomで何度もミーティング済みです」となった方がいいし、ぼくはさらに、「受け入れ先の研究室が主催するセミナーで登壇しました」的なことも書きました。別に学振の申請書に書きたくてこんなセミナーをしてもらったわけではないので、このような機会はなかなかないかもしれませんが、とにかく接点と海外ラボでも研究をスムーズにやっていけそうなんだなと思わせる工夫をしていきましょう!

PDと海外学振に通った申請書をシェアします

お待たせしました。
最後に、PDと海外学振に通った申請書をシェアします。二次配布等はご遠慮頂けますと幸いです。

個人的に、今回の申請書のフォーマット(見出しのところに太縦線と横線を入れたり、先行研究を囲んだりして、見やすくしましたし、行間のポイント数などにも命をかけています笑)がとても気に入っているので、PDFに加えて、Wordファイルでも共有したいと思います。よければ参考にしてください!

1ページ目の最初の部分をお見せします!

ここから先は

55字 / 4ファイル

¥ 980

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?