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徳川家康と図書館。てんとう虫文庫しってますか?


大河ドラマ見てますか?


大河ドラマ「どうする家康」
第二話『兎と狼』を見ました。

https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2023011518773?playlist_id=9d7e741e-6dac-4152-8f92-38df1ab70619


両親と暮らしていたときは、日曜日の夜は大河ドラマを見るのがあたりまえでした。

そして、土曜日の昼間にも再放送を見る。

さらに、出演者さんの特集番組も見る。

生活に溶け込んでいました。


でも、ひとり暮らしになってから見れたことがないのです。


だいたいは1回目を見逃してしまい、途中から見る気にはなれず、あきらめてしまうことが多かったなぁ。


あとは、何話か見たけど一度見逃してしまい、そこから見る気を失ってしまったり。


ひとりだと、決まった時間に何かをするのが苦手なのもあるかな…。


龍馬伝は見ていたのですが、たしか体調不良などで寝込み、途中からは見れなかった。


龍馬伝は、NHKオンデマンドに登録していつかは見たい!


まだ見る余裕がないんだなぁ。

いまはまずハリーポッターを最後まで読みたい。


そして、いろんなことを楽しむためのパワーを、もっとつけたいです。



『ワシはコレで天下をとりました。
~徳川家康の読書愛~』


大河ドラマ「どうする家康」



いまのところNHKプラスで一話、二話まで見れています。

大河ドラマ関連のプレイリストに入っていたこちらが気になり見てみました。


歴史秘話ヒストリア
『ワシはコレで天下をとりました。
~徳川家康の読書愛~』



2016年に放送されたものだそうで、明日の17時くらいまで見られます。



なんでも
本を手本にしといたら

なんもかんも安泰や

はっはっは〜

と、板尾創路さん演じる徳川家康が笑うところから始まります。


家康は8歳で今川家の人質となり、厳しい生活がはじまるかと思われましたが、
今川家の軍師より

「知恵をつけ見聞をひろげるのじゃ。
さすれば身も心もあたたかくなる

と言われたそうです。

人質の自分にもそんなことができるのでしょうか?

とたずねる幼少の家康に対し、軍師は

本を読み学問に励むことならここでもできる

と読書をすすめられたそうです。



その後、吾妻鏡を読んだ家康は「源頼朝かっこええな~!」と感動。

身の上が似ていたこともあり、それから源頼朝を人生の目標にしたのではないかとのこと。



『ボクは本を読んで立派な武将になる』
 


それから兵法、儒学、医学、易学など広範囲の本を読んでいきます。


本を参考にして訓示をするなか、名君といわれるようになっていく逸話がいくつか紹介されていて、とても面白かったです。


恨みには徳をもって報いよ


逸話のひとつが織田信長・徳川家康同盟と武田家との戦い。

最後は武田勝頼が自刃して、その後 武田家は滅びました。


信長は、武田勝頼の首をさらし

首を見よ

心地のよき


『ほぉれ
この首を見ろ

いやぁ
実に気分がいいのう

はっはっはっはっは~』

とあざ笑い、それを知った武田家家臣たちは恨みにかられました。


しかし徳川家康のほうは、ここでも本を参考にします。


「恨みに恨みでやりかえしても
しゃーない  

あったかーい気持ちでお返ししたほうが
よいことがある」

(板尾創路さんの大阪弁の家康像が、わたしの中に強く残りそう…)


『恨みには徳をもって報いよ』という老子の教え。


家康は、敵であった武田勝頼の首をもらいうけ丁重にとむらい、そのふるまいに感謝した武田家臣千人あまりが、なんなく家康の家臣になったといいます。


こちらに紹介されているのも読んでみました。

『武田勝頼の首はどうなった?』

https://rekishiru.site/archives/389



徳川家康は、勝頼の首を丁重に扱いました。


寛大な対応を見せた家康に対し、旧武田家家臣団は感謝を惜しまず、後に家康に仕えて天下統一をおおいに助けたそうです。

上記サイトより引用させていただきました


家康の

「恨みに恨みでやりかえしても
しゃーない  

あったかーい気持ちでお返ししたほうが
よいことがある」

これは覚えておきたいです。



政治や哲学以外の読書も



家康が読んでいた本のなかには、政治や哲学の本だけでなく、源氏物語や三國志などもあったそうです。

本当に幅広く読書を楽しんでいたのですね。

源氏物語も三國志も興味があるのですが、まだふれたことがないので、いつか読んでみたいもののひとつです。


本じゃなくてドラマや映画でも面白いのがあるのかな?



家康の長年あたためてきた夢



関ヶ原の戦いで勝利し天下びととなった家康には、長年あたためてきた夢がありました。

それは、日本一の図書館をつくること。


各地から本を集めて管理し、貸し出しもしていたそうです。


すごいなぁ!!


それを紹介する番組のナレーションで

「戦乱で衰えた鎌倉幕府ゆかりの図書館『金沢文庫』の本も、自分が管理するようにします」

という解説があり、

え??いま何て?

巻き戻して見直しました。

知らなかった~!!

金沢文庫、ただの地名としかとらえてなかった…。



金沢文庫は鎌倉時代のなかごろ、北条氏の一族(金沢北条氏)の北条実時が武蔵国久良岐郡六浦荘金沢(現、横浜市金沢区)の邸宅内に造った武家の文庫です。

上記サイトより引用




『文庫』だもんね。

少し考えれば、本に関係するなんらかの場所とわかる名前だけど、いままで考えることもしてこなかった…。

武家の文庫だったのですね。

展示会や講演会などもおこなわれているようです。



歴史がぜんぜん分かっていない私。

最近、歴史のラジオを聞いているのですが、
大きな流れを知りたいので、マンガで読んでみたいなぁと思ったりしています。

金沢文庫の蔵書を見てみたら、日本の歴史(マンガ)も置いてあるみたい。すごい。


ふつうの図書館にもあるのかな?


わたしの地元の図書館は、マンガコーナーとかDVD・CDコーナーはないのですよね~



てんとう虫文庫


わたしが子どもの頃、せっせと通っていたところ。


お習字を習っていたのですが、その近くのおうちの中に、ちいさな図書室のようなものがありました。


名前は

『てんとう虫文庫』。



たしか週に1回、何冊か本を借りることができました。


金沢『文庫』ときいて、兄と一緒にたのしみに通っていた場所を思い出しました。


てんとう虫文庫って、わたしの地元だけにあったのかなぁ?


気になって検索してみたら、静岡県三島市に今もあるみたい。





静岡県知事賞などを受賞したりしているみたいです!


てんとうむし文庫は、本好きのお母さん達が地域の子供たちにも本が好きになってくれる様、始めた家庭文庫です。

家庭文庫とは...自宅の玄関やお部屋で自分達の持っている本や、図書館から借りてきた本を貸し出しする場所のことです。


てんとう虫文庫のサイトから引用


そうそう!

わたしの地元のてんとう虫文庫も、まさにこういうところでした。


自宅のお部屋を2つくらい使って本棚が並べられ、貸し出し手続きのテーブルがありました。


図書館までは電車に乗らないといけないから、地元の子どもたちはよく通っていて、そこに行けば友だちに会うという場所でした。

なつかしい!!


わたしは三島市ではないけれど、同じような精神で貸し出ししてくれていたんだろうな~。


小学校高学年くらいになったら電車で図書館に通っていたので、それまでとてもお世話になりました。

本を好きになるきっかけの1つだったと思います。


ありがたい。



家康が情熱をかたむけた、もうひとつのこと



晩年の家康が図書館づくりに負けないくらい情熱をかたむけたこと。

それは本の出版だったそうです。

60以上の書籍から政治の参考になることばを抜粋した

「群書治要(ぐんしょちよう)」。


この本を出版するために、最新の印刷技術を導入したそうです。

「できるだけ多くの人に本を読んでもらいたい」


というのが家康の願いでした。

その夢をひき継いだのが8代将軍徳川吉宗。

吉宗は、庶民に読み書きを教える本『六諭衍義(ろくゆえんぎ)』を出版。

これは寺子屋で教科書として使われたそうです。

江戸時代、日本は世界有数の識字率をほこる国となり、その後だれでも本にしたしめる世の中がおとずれ、空前の読書ブームがまきおこりました。


本を愛しつづけた家康が残したことば


番組の最後に、生涯にわたり本を愛しつづけた家康が残したことばが紹介されていました。

世の物事がどうあるべきかを教え

あるいは知るには

本しかない

「徳川御実紀」より


物事の正しい筋道をみんなが分かれば

世は治まり

戦いがおきる事はない

「徳川御実紀」より



いまはインターネットが普及し、一冊一冊、本をめくって答えを探していくということは少なくなっているかもしれない。

歴史をみれば、戦いは繰り返されているという現実もあります。



でも、さまざまな書籍を読み、歴史や古典などを学ぶことで、

 今川家の軍師が言った
「知恵をつけ見聞をひろげるのじゃ。
さすれば身も心もあたたかくなる

ということばを実感できたらいいなぁと思いました。


身も心もあたたかくなる

っていいですよね!



大河ドラマ『どうする家康』

大河ドラマ、今年は見続けられるといいな。


いま私の頭のなかにいる関西弁を話す徳川家康像が、松本潤さんの家康像に上書きされていくことでしょう。


今後どんなふうに描かれていくのか楽しみです。


山田裕貴さん演じる本多忠勝(ほんだただかつ)がいちばん気になっています。


山田さん好きなので今後も楽しみなのですが、次回予告を見たら…
あれれ??


本多忠勝氏がどんな人物なのか、名前も知らなくて、おおまかな今後の流れも分からない。


歴史を知らないことが、はずかしくもあり、なさけないような気持ちでもありましたが、

新しく知る楽しみがある

と少し思えるようになってきました。

織田信長役の岡田准一さん、かっこいいなぁ。

武術にあこがれがあります。


番組の感想はいろいろあるのですが、長くなったのでここまでにします。

読んでくださり、ありがとうございました。


読んでくださり有難うございます😊 長年の引きこもりから、すこしずつ行動チャレンジしています。サポートは、離れて暮らしている飼い猫の春ちゃんのご飯代や、展覧会に行く交通費などに使わせていただきます。感謝感謝です🙏✨