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姿勢の良いクラスは、それだけで落ち着いた空気に♪〜学習環境を整える③〜

今回は、学習時の姿勢、椅子の座り姿勢について少し、書いてみたいと思います。これも、超〜〜〜基本ですよね。
しかし、担任の先生の意識ひとつで、実はクラスの子どもたちの姿勢と雰囲気は全く違います。わかる気がしませんか?

姿勢に限らず、基礎基本の指導の内容は、「誰が聞いてももちろん大事だとはわかる」し、「年度始めに言葉では伝える」けれど、日常的に適切に指導し、本当に定着させることができるかは、「担任の先生の意識」によって全く変わってくると思っています。

さて、姿勢についてです。

「ぺったん(足)・ぴん(背中)・ぐう(お腹と背中に間を開ける)・てはおひざ」を入学式(始業式)に教えます。そして、毎日声をかけ、意識づけさせ、身につけさせていきます。
「良い姿勢」のお手本は、書写の教科書に載っていますし、フリー素材などでもあります。
姿勢は、健康面にも、メンタル面にも、学習面にも小さくない影響が出ると思っています。
見た目のためだけに姿勢を指導しようとするとうまくいきません。

姿勢がいいと、どんないいことがあるか、先生自身が知っていないといけません。
一般的によく言われていることを挙げると、
1 運動能力が上がる・・・姿勢が良いと、関節の動きが機能的になり、目的動作がしやすくなるそうです。瞬発力や持久力がアップするそうです。
2 心が落ち着く・・・背中を丸めた姿勢は、胸の筋肉が縮んだ状態なので、呼吸が浅くなるそうです。良い姿勢だと、呼吸が深くなり、副交感神経が優位になるので、心が落ち着き、安定するそうです。
3 集中力アップ・・・姿勢が悪いと疲れやすくなり、集中力の低下につながるそうです。血流が悪くなるので、脳の機能も低下するそうです。無理なく良い姿勢が取れるようになると、パフォーマンスがアップするそうです。
今回はこちらから引用しましたが、

たくさんのサイトに、姿勢が良いことのメリットが紹介されていますので、一度調べてみることをお勧めします。
これらは、先生自身の健康やパフォーマンス向上のためにもすっごく大事ですよね!先生が実践し、見本を見せていくことが一番良いのではないでしょうか。

この「よい姿勢」は、体に力を入れて腰を外らせ、「ピン!」と息を止めてやるような、一時的なものではありません。
ずっとその姿勢でいることが楽なような、すっとまっすぐに起きている姿勢です。
横から見たときに、耳、肩、腰骨がまっすぐな位置になる姿勢です。
体の力はフッと抜きます。
大事なのは、姿勢をよくすると、何がいいのか、姿勢が悪いと、何が悪いのか、ちゃんと教えることです。その上で、毎日声をかけ、意識づけていきます。
ひわちゃん の1年生のクラスでは、授業の始めと終わりに、「〇〇さんの姿勢がいいね」などと声を掛け合い、その価値を感じられるようにしていました。
その都度、自分の姿勢に意識を向けることができ、教室に凛とした空気が流れる気がします。
たかが姿勢、されど姿勢。ぜひ試してみてください♪


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