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4/29 自分が実践する立場として一番得意な運動は恐らく縄跳び

わたしは無類のかたいもの好きである。
食感の話だ。
カリカリとかパリッとしたものが好きだ。
なので、どうしても、コーンフレークに牛乳をかけるということを今までしてきたことがなかった。
牛乳かけるならそのままの状態でばりぼり食べたい。食べる。
「それがさ、アメリカのコーンフレークは牛乳かけてもしなしなにならないんよ。食べてみて。」
と、友人からアメリカ土産でもらったコーンフレークが家にあった。
今日の朝ごはんはそのコーンフレークに牛乳をかけて、the ブレイクファーストみたいな朝食にしてみた。
皿にコーンフレークを盛る。
からからからとたくましい音がした。
恐る恐る牛乳をかける。
食べる。
「確かに。」
そりゃ水分に触れた部分は水分に触れましたよーと多少柔らかくなってはいるが、芯はまださくっとしている。
アメリカってコーンフレークまで屈強なのか。

今日は市が開催しているスポーツのイベントに子の友達家族と行くことになっており、現場に向かう。
もちろん自転車だ。
昨日より、道幅が狭くなったり、人通りも多かったが息子の自転車は安定した走行であった。
わたしは途中から、自分の膝にてんとう虫がとまり続けていることの方が気になって、気になって仕方なかった。
いつの間にかいなくなっていた。

現地に到着する。
色んなスポーツが体験できるように用意されていたのだが、我が子たち、あまりスポーツには興味をしめさず。(自分たちから行きたい!と言ったのにー!)
一番楽しんで、何回も並んだのは薪割り体験であった。

わたしは国民が盛り上がることの多い、サッカーやラグビー、バレーボールに盛り上がれず、すり抜けて生きてきた人間であった。
かろうじて高校野球は観ていた時期があったくらい。
わたしのこの血が色濃く受け継がれているのかもしれない。
正直に言うと、今日の会場のスポーツ大好き爽やか圧倒的陽な人たちが集まった熱い空気にうおっと怯んでしまっていた。

これは考えものだ。
究極の親のエゴだと自覚はあるが、子どもたちにはスポーツを嗜むくらいの感覚は持ち合わせていてほしい。
ある程度大きくなってから、やっぱり興味ねえわってなっても仕方ないけど、まだそれには早すぎる。

無邪気に楽しんでいる子の友達たちと我が子たちの差に自分勝手に落ち込み、こりゃわたしもスポーツを楽しまなと奮い立った。
子の父親になにか子どもたちと楽しめそうなスポーツアニメはないかと連絡をとった。

家に帰ってからはswitchでマリオブラザーズワンダーをした。
わたしは久々の参戦だ。
「わたしについてきて!大丈夫だから。」と娘が言った。
とても頼もしい。
娘はキャラクターをうまくジャンプさせることができなくて泣いた。

夜ごはんを食べ終えたあと、
「お母さんのお手伝いをさせてほしい。」「わたしも!わたしも!」
と子どもたち。
お手伝いをさせてほしいだと?

それならばよろしくお願いいたしますと、皿を一枚子どもたちの前で洗って見せたのち、他の洗いものは全て子どもたちにお願いした。
夕飯はそうめんであり、油ものもなかったため、子どもたちを信用してみた。
スポーツに興味なくても、すすんでお手伝いしたいって言ってくれるだけで十分じゃない?と急な手のひら返し。
本当にあたしゃ自分勝手な人間だ。

子どもたちは「たのしかった。明日もやる!」と言っていた。




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